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無料!裁判員裁判ゲーム!

大阪弁護士会法教育委員会作成の、裁判員裁判ゲームソフトが、かなり面白い。

私自身、裁判員裁判制度に関しては、必ずしも、もろてを挙げて賛成できる制度とは考えていないので、このゲームをお勧めすることについては、少し気が引ける部分もないではない。

しかし、その点を差し引いても、ゲーム自体が非常に良くできていて、かつ、面白いので、純粋にゲームとしてもお勧めできるのではないかと考えている。しかも完全無料だ。

おそらく、小学生高学年~中学生から、一般の方々まで、このゲームは十分楽しめるはずだが、私としては、大学法学部生・法科大学院生でも十分勉強になる点が含まれていると感じた。

刑事手続きの流れの理解、証拠からどうやって事実認定につなげていくかについての流れなどについて、刑事裁判を学ぶ方にとっても、きっと参考になる部分があるだろう。もちろん、裁判員に選ばれたらどうしようとお考えの方にも、不安を除く意味で役に立つはずだ。

弁護士が知っている本当の裁判官の姿も垣間見ることができるし、大阪地裁の書記官室・裁判官室で午後3時頃に流れる音楽の謎?についても触れられていて、大阪地裁で裁判修習を受けた身としては、ニヤリとさせられる。相当リアルな面も取り入れたゲームソフトということだ。

かといって、決してお堅いゲームというわけではない。登場人物にお笑い芸人、お好み焼き屋のおばちゃんなど、ユニークな人物がいることもあり、笑える部分も結構ある。

弁護士が作ったんだから、どうせゲームといっても、教育的でお堅くて、つまらんだろう、とお考えになるかもしれないが、ゲームを始めてみれば、それは偏見であったと、実感されるのではないだろうか。

「逆転裁判」のゲームソフトと異なり、現実の裁判員制度を下敷きにしており、しかも、裁判員という裁く側でのゲームになるので、積極的に犯行現場を探し回って証拠を見つけるとか、自ら「異議あり」等と法廷で述べることはできないが、法廷での質問や評議の席では、積極的活動もできるようになっており、そこでの活動により結論が変わるようだ。

以下のリンクから、ダウンロードできる。役に立つうえ、完全無料だし、仮に役に立たないとしても面白いので、ゲームとはいえ、やってみない手はないだろう。

http://www.osakaben.or.jp/web/saibangame/

ちなみに、私自身、このゲームをプレイしてみたが、正直ここまでよい出来だとは思わなかった。特に「裁判長、流した!」は結構ツボにはまった。

ただ、どうしても無罪側に考えたくなったのは、私の職業のせいかもしれなかった(笑)。

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