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羽生結弦、北京五輪優勝に向け着々と起こす様々な変化

京五輪に向けて、さまざまな変化が(時事通信フォト)

2018年8月、カナダ・トロントで母親と鍼灸クリニックに向かう羽生

 フィギュアスケートの羽生結弦選手(25才)が、シーズン途中にも関わらず、異例のプログラム変更を断行した。

 昨年3月の世界選手権ではネイサン・チェン選手(20才)に及ばず銀。同年12月のGPファイナルでも40点以上の大差をつけられた。さらに全日本選手権では宇野昌磨選手(22才)に逆転優勝を許した。羽生が日本人に負けたのは実に5年ぶりだった。

 不調の原因のひとつと言われているのが、信頼していた整体師Aさんが羽生の担当を外れたことだ。

「本人も精神的支柱だったAさんがチームを離れたから不調になったと考えるようになっていった。それで羽生選手はお母さんに心ないことを言ってしまうこともあったとか。そんな最中のファイナルと全日本。羽生選手は心身ともに相当追い詰められていたと思います」(スケート連盟関係者)

◆貸し切りの露天風呂で

 全日本選手権直後のクリスマス、羽生は実家、宮城・仙台から車で30分ほどの場所にある温泉郷に向かった。

 奥州三大名湯にもあげられ、神経痛や腰痛、皮膚病の効能があり、かつて天皇が通った逸話も残る1000年を超える歴史ある温泉だ。老舗旅館の常連客は羽生と鉢合わせ驚いたという。

「前回は平昌五輪で金メダルを取った直後に来ていたというから、今回は1年半ぶりだったようです。大浴場ではなく、貸し切り風呂を利用したようで、ゆっくりつかっていたんでしょうな。験担ぎの意味合いがあったかどうかはわかりませんが、思ったよりずいぶん華奢だなと思いましたが、表情はリラックスしていましたよ」

 この老舗旅館はもともと羽生の両親が通っていたという。

「温泉にはお母さんもいたようです。親孝行というか、母子関係はかなり良好になっているように思います。羽生選手を誰よりも支えているのはお母さん。カナダでの生活も彼につきっきりですから。そのお母さんとの関係が微妙であれば当然演技にも響きますよね。もう一度原点に立ち返り、勝つためには母親の協力が不可欠だとあらためて気づいたのだと思います」(前出・スケート連盟関係者)

 ネイサンと宇野に負けたことで、羽生はまず食生活を見直したという。

「羽生選手は、新しい衣装を作るたびに鏡をのぞきながら胸や肩を素手でさすって、『筋肉がついて体が少しずつ変化している』と話すんです。スケートはわずかな体重の増減でジャンプが跳べなくなる繊細なスポーツ。体形の変化と筋肉、体重のバランスを考えた食事をお母さんも考えているようです」(前出・スケート連盟関係者)

 勝つために土壇場でプログラム変更を決断した羽生が、もう1つ決断を迫られているのが「コーチ変更」だ。

「羽生選手は、ブライアン・オーサーコーチとの関係解消も視野に入れているといわれます。実際、昨年11月のNHK杯後のインタビューで、ロシア人コーチへの変更を示唆して周囲を驚かせました。オーサーコーチとの関係が悪化したわけではなく、“2年後の北京五輪で勝つために、何かを変えなくてはならない”と熟考し、浮かんだ選択肢なのでしょう。北京から2年前の今であれば、まだ新しいコーチと修正しながら完成形に近づけられる。近い将来、電撃的なコーチ変更があっても不思議でありません」(前出・スケート連盟関係者)

 北京五輪を目指す羽生にとって、「四大陸フィギュアスケート選手権」(2月4日~9日)でのプログラム変更は「北京で勝つ」というゴールの通過点に過ぎない。羽生は今季使用していたショートプログラムの『秋によせて』を『バラード第一番』に、フリープログラムの『Origin』を『SEIMEI』に変更した。

「今回の大会では、4回転半を跳びませんが、今後ネイサン選手に勝つためには、誰も跳んでいない4回転半を入れるしかない。そのためにはまず自信を取り戻すことが大切。だからこそ四大陸でプログラム変更し、ノーミス演技で優勝。『スーパースラム達成』という弾みをつけたいのでしょう。実際に彼は過去のインタビューで『SEIMEIではジャンプがきれいに跳べる』と発言しています」(スポーツ紙記者)

 最近、羽生は女性誌のインタビューでこう話している。

《これから先も、苦しんだり悩んだりすることもあるかと思います。それでも、いったん区切りがついたので、ここからまた、「頑張ったね」といえるような努力を重ねていきたいと思います》(『家庭画報』2020年2月号)

 絶対王者の再進撃が始まる。

※女性セブン2020年2月20日号

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