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「東大女子」排除サークル問題の行方

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先日、中川淳一郎に電話をしたら「飲んでいるから来いよ」と言われたので、ふらりと神保町の居酒屋へ。お互いに忙しく会う機会も減ったようで。こういう風にふらりと会うのっていいな。

彼は一橋大学世界プロレスリング同盟の仲間だ。もっとも、大学や、そのサークルで一緒だったのは数年にすぎず。でも、サークルのつながりっていいな。

さて、大学生とサークル問題。東京大学で「東大女子」排除のサークルに「新年度歓迎行事に参加させない」制裁が。東京大学教養学部オリエンテーション委員会HPには「本学の女子新入生が性別を理由に入会を断られる事例が報告されています。純然たる差別行為であり、新入生に不快な思いを与えます。」とある。



SNSでは、あたかも「東大女子」を排除するサークルが「大学からのお達し」で「活動休止」になるかのようなニュアンスで拡散していたが、あくまで2020年度の勧誘活動に関する注意であること、大学当局ではなく学生による委員会が決めたルールであることをまずは確認しておきたい。



この件、上野千鶴子先生による昨年の入学式での祝辞でも触れられていた。上野祝辞でも、東大特任准教授ヘイト投稿問題の際も「東大憲章」が論拠となり。これを軸に判断するのはよいことだと思う。



大学関係者視点で言うと、これは「サークルの範囲問題」であり。実はここ数年、すでに議論になっていた。要するにサークル活動はどこまで認めるか、どこまでを大学の公認とするか、不適切なサークルについて大学はどこまで介入し、排除するかという問題。「特定の属性(この場合では東大女子)に対する差別、排除」という問題以外にも色々、起こっており。

まず、このテニスサークルなどでの差別、排除問題は東大だけではなく。私の母校、一橋大学でも横行していた。一橋大学の女子学生が「入れない(入りにくい、入らないものもある)」サークルは存在し。さらには「セレクション」という名のもと、面接をするサークルもあった。先日出演したbayfmの「パワーベイモーニング」でも、パーソナリティーの日本女子大学出身柴田幸子さんも、大学時代のテニスサークルの中には「顔セレ」を行うサークルもあったと証言していた。

もっとも、この「サークルの構成員はどこまでとするか問題」は根深く。今回叩かれているように、東大の男子学生と、他大学(主に女子大学)のサークルは現に存在するわけだが、これは所属している女子学生の立場からすると「ウチの大学と、東大とのサークル」となるわけで。「ウチの女子だけだから安心する」と考える学生もいる。「東大のサークル」ではなく「○○女子大のサークル」となった瞬間、見え方が変わる。

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