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スバル、新型肺炎拡大で部品供給に影響も 慎重に調査中=専務


[東京 5日 ロイター] - SUBARU(スバル)<7270.T>の岡田稔明・取締役専務執行役員兼最高財務責任者(CFO)は5日の2019年4—12月期決算会見で、新型コロナウイルス感染の影響は現時点では「出ていない」と述べた。ただ部品メーカー(サプライヤー)の一部は中国に工場や取引先を持つことから、部品供給で今後は「ある程度の影響が出てくる可能性がある」として慎重に調査していると明らかにした。

スバル自体は中国に工場を持っておらず、1次取引先のサプライヤーに中国の企業はないが、岡田CFOは、1次取引先の中には「中国工場から部品を納入してもらっている企業がかなり数多くある」と説明。さらに、その2次・3次取引先になると「中国内にサプライチェーン(部品供給網)があるところもある」と懸念を示した。

スバルは現在、部品供給や生産への影響を「慎重に調査している」段階。岡田CFOは「当面見えている範囲では、いつからいつまで生産に影響が出るということは考えてない」と述べ、自社工場での生産を続ける意向を示した。

ただし、現地では感染拡大を防ぐため、交通インフラの閉鎖や工場操業停止が続いていることから、「これから先、やはりある程度の影響が出てくる可能性はあると思う」とも話し、さらなる感染拡大を視野に、中国以外の地域からの代替調達を検討するとした。

<通期売上高を上方修正、想定為替レートを円安に見直し>

スバルは同日、2020年3月期(国際会計基準)の連結売上高予想を3兆3600億円に上方修正すると発表した。従来予想は3兆3100億円だった。想定為替レート見直しと販売奨励金抑制などによる改善を見込んだ。営業、当期利益は従来予想を据え置いた。営業利益は前年比21.1%増の2200億円となる見通し。

リフィニティブが集計したアナリスト19人による通期営業利益の予想平均値は2550億円。

今期想定為替レートは1ドル=109円(従来107円)、1ユーロ=122円(従来119円)に見直した。

今期の世界販売計画は104万1300台に下方修正した。従来は105万8300台。受注は堅調だが、台風19号の影響などで生産ペースを落とし、新車供給が遅れたため、国内販売を約1万台引き下げた。

同時に発表した19年4—12月期決算は、営業利益は前年同期比1.9%減の1527億円だった。為替影響やリコール(回収・無償修理)費用などが利益を押し下げた。台風や消費増税などの影響により、国内販売は9.1%減少した。

*内容を追加しました。

(白木真紀 編集:内田慎一)

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