記事

「桜を見る会批判」「新型コロナウイルス対策」「改憲論議」の関係性

■政治家が喫緊の課題とするべき問題は何か?


 「政治家が喫緊の課題とするべき問題は何か?」と問われると、現状はどう考えても「新型コロナウイルス対策」だと思えるのだが、どうやら、この国の政治家達には意見が異なる人がいるらしい。
 彼らを観ていると、まるで「新型コロナウイルス対策」よりも「桜を見る会批判」の方が重要だと言わんばかりだ。

 左派と右派の基本的な考え方は以下の通り。

 ○左派
  改憲論議 < 新型コロナウイルス対策 < 桜を見る会批判

 ○右派
  桜を見る会批判 < 改憲論議 < 新型コロナウイルス対策

 新型コロナウイルスに対して過剰なまでにヒステリーになるのも問題かもしれないが、桜を見る会に対して、いつまでもヒステリックになるのはもっと始末が悪い。桜を見る会は既に終わったことであり、来年は行わないことになったわけだから、これ以上、無駄金を使用するということもなくなり、国民にとってはもはや無害である。

 しかし、新型コロナウイルスは、現在ただいまの問題であり、今すぐにでも水際対策を講じなければ、多くの国民に被害が及ぶことになる。
 今は取り敢えず、桜を見る会などは放っておいてもなんの問題もない。もしそれでも問題だと言うのであれば、新型コロナウイルス問題が収束してから行えばいいだけの話である。

■国民の命と憲法のどちらが重要なのか?


 今回の新型コロナウイルス対策が後手に回ってしまったのは、憲法のせいだという意見もある。他国のように直ぐさま水際対策を講じることができるようにするためには、憲法に「緊急事態条項」を新設して憲法を変えなければいけないという意見がある。
 これももっともな話だと思えるが、護憲派は否定している。彼らにとっては、新型コロナウイルスで国民が大勢肺炎になり死亡することよりも、憲法を変えないことの方が重要だと言わんばかりだ。

 「国民の命と憲法のどちらが重要なのか?」と問えば、あなたはどちらが重要だと思うだろうか?

 「国民の命」と言う人がほとんどだと思う。

 現在の憲法が良いか悪いかに拘らず、憲法というものが国民の命(生活)を護るためにあることを否定する人はいないだろう。
 護憲派が「改憲すると戦争になる」というのも、改憲派が「憲法を変えなければ占領される」というのも、国民の命(生活)を護るということを前提とした台詞であるはずだ。

 ならば、なぜ左派(護憲派)は、国民の命よりも憲法の方が重要だというような矛盾した言動をとっているのか? まず、その問いにこそ答える必要がある。

あわせて読みたい

「新型コロナウイルス」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    韓国の世代間格差 怒る若者たち

    ニッセイ基礎研究所

  2. 2

    ひろゆき氏 デジタル庁巡り提案

    西村博之/ひろゆき

  3. 3

    菅外交は未知数 韓国とどう交渉

    舛添要一

  4. 4

    各紙の新閣僚めぐる紹介文が茶番

    常見陽平

  5. 5

    汚染語らぬ平沢復興相に福島落胆

    鈴木博喜 (「民の声新聞」発行人)

  6. 6

    GoTo Eatは業者が儲かるカラクリ

    田中龍作

  7. 7

    アイヌ民族への謝罪せぬ日本政府

    畠山和也

  8. 8

    関心すら持たれぬ野党は自業自得

    上田令子(東京都議会議員江戸川区選出)

  9. 9

    ワークマン コロナ打撃に強い訳

    南充浩

  10. 10

    10万円給付コスト「ありえない」

    ABEMA TIMES

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。