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雅子さまの「国民に語りかける機会」が奪われる時代錯誤

雅子さまの会見出席を望む声は大きい(1月2日、東京・千代田区 写真/時事通信フォト)

2002年12月、誕生日会見に臨まれる雅子さま。現状ではこれが最後の会見になっている(時事通信フォト)

大相撲観戦にて、貴賓席に立たれたご一家は、割れんばかりの拍手で迎えられた(1月25日、東京・墨田区 撮影/JMPA)

「国民に寄り添う」という思いを胸に、雅子さま(56才)は令和の皇后として立派に務めを果たされてきた。しかし今、その思いに反して、国民への「歩み寄り」の機会が失われようとしているという。

【別写真】雅子さまにとって現状、”最後の会見”となっている2002年の誕生日会見

 来たる2月23日、天皇陛下が60才の誕生日を迎えられる。即位後初めての陛下の記者会見もある。

 平成時代、即位後初の上皇陛下の誕生日会見では、美智子さまが一緒に出席された。そのため、前例を踏襲すれば、今回の天皇陛下の誕生日会見でも、雅子さまが同席されるとみられていた。しかし、宮内庁は雅子さまの同席はないと判断しているという。

 天皇誕生日の会見以外にも、平成時代にも上皇上皇后両陛下が出席して行われた「即位に際しての会見」、そして今春予定されているイギリス公式訪問に際しての会見において、雅子さまが出席される可能性が高いとされていた。しかし、宮内庁としては、「即位に際しての会見」は誕生日会見に含まれるものとして開催しない方針とのこと。また、イギリス訪問に際する会見も療養中であることを理由に雅子さまは出席なさらないか、会見自体を見送る方向で調整されているという。

◆「会見がお嫌いか」 批判が上がりかねない

 たしかに、雅子さまには会見に“苦い記憶”がおありだ。雅子さまは皇室入りをされる前から、会見のたびに「見当違い」「揚げ足取り」といえる批判を浴びてこられた。

 1993年1月、陛下とのご婚約会見では「(当時の)皇太子さまよりしゃべりすぎではないか」と非難された。2002年4月の愛子さまご出産の際の会見で涙を流されると「皇族が人前で涙を見せられるべきではない」という声が上がった。

 同年12月の会見で《外国訪問をすることがなかなか難しいという状況は、(中略)適応することになかなか大きな努力が要った》と胸の内を明かされると、「お世継ぎの男児を産むよりもご自分が行きたい海外訪問の方が大事なのか」と批判された。その会見が、最後のものになった。

 翌2003年に雅子さまは体調を崩され、そのまま療養生活に入られた。

 それから約15年。雅子さまのお立場は、皇太子妃から皇后へと変わり、目覚ましい活躍を見せられている。

「たしかに雅子さまは、会見に困惑されるお気持ちやトラウマを持たれているかもしれません。しかし、今の国民は雅子さまを応援しようという雰囲気一色で、それも公務での国民とのふれあいやパレードなどを通じて雅子さまも感じていらっしゃるはずです。

 たとえそれがひとことふたことでも、雅子さまが直接国民に語りかける機会を持たれることがとても重要であることは、雅子さまがおわかりでないはずがありません。

 雅子さまは『新年祝賀の儀』『歌会始の儀』など今年に入ってからも重要な行事をこなされ、堂々としたお姿を見せてこられました。療養中でも、皇太子妃時代から並大抵でないご覚悟を持って生きてこられたわけですから、雅子さまがそこまで会見を拒否されるとは考えづらいのです」(皇室ジャーナリスト)

 しかし、いざ雅子さまが意を決して17年ぶりの会見に臨もうとされても、宮内庁が動かないことには実現しない。

「皇太子妃の時代から側近たちは長い間、療養中の雅子さまをいかに支えるかを腐心してきたので、慎重になっていることは理解できます。しかし、慎重になりすぎては、逆に国民との距離が広がりかねません。それは、雅子さま自身のためにならないでしょう。

 何度となくある会見の機会をすべて失してしまうのならば、“雅子さまは会見が嫌いなのか”と声が上がりかねません。療養中であることはわかっていても、批判に転じてしまう可能性もあります」(前出・皇室ジャーナリスト)

 陛下に対してもそうだ。平成の時の「即位会見」では12問の質問が投げかけられたが、「今回の会見では宮内庁側は『ご負担が大きいので5問まで』という姿勢」(前出・皇室記者)という。両陛下のご覚悟に対し、宮内庁は過剰に不安を抱いているのではないか。

 昨年10月、「即位礼正殿の儀」で述べられたおことばで、天皇陛下は「国民に寄り添う」意思を明確にされた。その思いは、雅子さまも変わらないはずだ。

 何事もオープンにする姿勢は、時代の流れだ。雅子さまが国民に語りかける機会が奪われているのであれば、それは時代錯誤ではないだろうか。

「雅子さまが即位以降お元気なお姿を見せられている分、どこかで躓いてはならないと慎重になっている面もあるのかもしれません。何か会見にかかわる事情があるのであれば、その障壁を取り除く工夫と努力が宮内庁にも求められていくでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)

 国民に向けて肉声で語りかけられる――雅子さまのご覚悟はもうできているはずだ。

※女性セブン2020年2月13日号

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