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仏旅行中の武漢市在住女性 解熱剤で検疫すり抜け騒動に

管理体制に世界が注目している

 中国湖北省武漢市を発生源とする新型コロナウイルスによる新型肺炎が世界中に拡大しており、死者も日々増えている。そんななか、フランスを旅行中の武漢市在住の女性によるSNS「微博(ウェイボー)」に掲載の投稿が波紋を呼んでいる。

 女性がパリのレストランで撮影した自分の写真を投稿すると同時に、「中国を出る際に、熱と咳があったが、解熱剤を飲んでフランスの空港のチェックに引っかからずに入国できてよかった」などと書いたことで、ネット上で批判の声が相次いだのだ。

 この投稿は駐フランス中国大使館の担当者の知るところとなり、彼女に緊急連絡をして身柄を確保し、すぐに病院で診察を受けさせたという。

 日本でも最初の新型肺炎患者が自分で解熱剤を投与したことで、空港での体温検知器を突破したことも分かっている。中国外務省は中国人旅行者に対して、コロナウイルスの流行に対応して実施されている空港の健康診断に従うよう通知するなど異例の対応を行っている。

 フランス旅行中の楊という名字の中国人女性は、微博上で、「中国を出る際、インフルエンザのような症状があって、武漢の空港では熱があり、咳が出たので、とても怖かったです。私はすぐに解熱剤を飲んで体温をチェックしました。幸いなことに、体温が下がったので、国境を通過することできて、いまはスムーズな旅をしています」と書いていた。

 これに対して、フランスの中国大使館はホームページ上で「私たちの大使館は、フランスに入国した武漢市の楊さんという女性に関して、中国の国民からの複数の電話と電子メールを受け取りました」などと明らかにしたうえで、楊さんに対して、すぐに大使館に連絡するよう呼び掛けた。その結果、楊さんは大使館に電話し、身柄を確保されたという。

 その後、楊さんは病院で診察を受け、異常はなかったものの、旅行を中断して、中国に帰国したという。

 ネット上では、「あまりにも非常識だ。中国人が海外で非難される原因になっている。自分のことばかりでなく、他の人のことを考えられるよう、再教育だな」とか「気持ちは分かるが、断じてしてはいけないこと。正直に申告しよう」などの声が書き込まれている。

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