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いじめ対策最善の一手 つけよカメラを

「いじめは、あってはいけない」
最低限の良識と常識がある人間ならば、これに反論できる人はいません。
確かにいじめなどあっていいはずがありません。
しかし、世の中にはあってはいけないのに生じてしまうことがいくつかあります。戦争、原発事故、夫の浮気。
「あってはいけない」と叫ぶに止まらず、時にはあってしまう、というほんとうの事実を受け止め、共有することが大切です。
起ないことを前提にではなく、起きることを前提に議論し、策を講じなければなりません。

「いじめるな」「相談しろ」「隠すな」と注意するのは、「浮気をするなら、私に一言許可を得てからね」と言うのと同じくらい、おそろしく意味がないことです。
では、いじめという問題に対し、私たちは何から手をつければよいのでしょうか。一番簡単なのは、学校にカメラを設置することです。できれば死角がないように埋め尽くすほどに。
民間では、車内のトラブルと事故を防止するためにタクシーに車載カメラが搭載され、電車の天井には不景気で減った中吊りの代わりに防犯カメラがついています。最近では公も取り組みを開始し、取り調べ時の録音録画が試みられています。記憶は曖昧ですが、記録は確かです。そして効果を上げているからこそ、マーケットの原理に従い導入が進んでいるのです。

先に吐露してしまうと、カメラの効果も実は限定的です。なぜなら、プロレスごっこだったのか、担任は親身だったか、映像によって明々白々になったとしても、それで全てが解決するほど世の中は真っ当ではないからです。私は金融に関する被害者を守るためなどで、犯罪者やそれに類する人と会うことがあります。彼らは事実を歪曲し、自己を正当化します。そのため、証拠で対応するのですが、結局彼らは警察につかまろうが、詰まる所全くお構いなし。一件が済めば、大手を振ってまた同じ生き方を続けます。元々そういう生き物だから反省も更正はありません。いじめをする子も親もそれと同じです。そうだとしても、映像記録があれば、少なくとも相手を追い出すか、自分が立ち去るかのきっかけになります。
いじめは未来ではなく、今起きています。たとえ対処療法だとしても、その被害を最小限に食い止め、何が何でも自殺者を出さないことが第一です。

浮気現場を写真でおさめても、繰り返す人は繰り返します。しかし、泣き濡れる人生で終えることなく、少なくとも別れるきっかけにはなるのです。

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