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武漢からの邦人救出 ただそれほど簡単ではない 受け入れるということはリスクを拡大するということ

中国は武漢からの移動はもちろんのこと、すべての中国国民の海外への移動を禁止しました。



今回の中国の対応、武漢の隔離施策、中国国民海外旅行の禁止、10日で1000床の病院の建設、そして新たに1300床の建設などは、バイオテロが行われたときの軍隊の動きといってもいいでしょう。正直日本では考えられない中国の凄さを感じます。(日本でこんなことやったら人道的、経済的に絶対批判してくる人が出てくるでしょう)

と共に武漢での感染はかなり拡大していることがやはり予想されます。(それでもウイルスの致死性などは前回の分析から個人的にはそこまで変わってないですが)現地のツイッターでもそこまでひどくはなさそうなのですが。

そんななか米国が総領事館員らを退避させるための救出を宣言したと思ったら、日本も武漢含む湖北省の邦人約710人の救出を宣言しました。

ただミサイルなどの普通の戦争が行われている危険な地域からの救出とは違う難しさがあります。だって救出して日本に現地の日本人を受け入れるということは感染を拡大するリスクをわざわざ背負い込むことと同じなのですから。

具体的にあげます。

1 まず迎えに行く人間は誰を選ぶ?
 普通の民間の人間でいいのか?それとも自衛隊?(中国がまず許さないでしょうが)

2 帰って来た時に、飛行機などの除染は?
 どの場所で除染するか?
 どのような除染をするか?
 誰がするか?

3 現地から帰って来た人間をどのように対処する?
 全員の検査を症状のない時期から前もっておこなう?
 潜伏期を考えて、症状のない人も全員どこかで一定期間軟禁しておく?
 それとも連絡が取れるようにだけして、人混みに出ないようにしてもらい自由にしておく?
 
4 症状が出た時には?
 病院で受け入れ隔離となるでしょうが、では収容先は?
 感染管理ができる1000床なんて日本全国どこにもないよ。

新型インフルエンザ含め本来このようなシミュレーションを何回も想定し、訓練しておく必要があるのですが、米国と違い今の日本でどれだけできるかは少し疑問です。

ただ普通の人はインフルエンザと同じ予防策で絶対大丈夫だと思っています。今回710人中帰ってきても発症する人は多分多くて数人、その後の2次感染はないと想定しています。

ただどうなるか注視したいです。

ちなみに青山議員のブログが素晴らしいです。この人は感染対策は戦争ということがわかっている人です。外務省のレベル2から3への素早い対応は青山先生のおかげだったのでしょう。

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