- 2020年01月25日 10:58
いよいよ発表される「世紀の取引」
これまで喧伝されてきたが、イスラエルの政治情勢やパレスチナの反対等もあってか、何度もその発表が延期されてきた、トランプの中東和平案(いわゆる「世紀の取引」とかいう奴ですが)いよいよ公表される模様です。
アラビア語メディアはトランプが23日、イスラエル首相の訪米(28日に予定されている由)前に彼の和平プランを明らかにすると語ったと報じています。
特にal qods al arabi netはイスラエル訪問中のペンス副大統領(ww2時代のナチスのユダヤ人大量虐の記念日で、プーチン等多数の外国要人がスラエルを訪問した)がネタニアフに対し訪米を招請し、ネタニアフがこれに応じたと報じています。
同ネットは更にペンスは「青と白」のガンツ元参謀長も招待し、彼もこれを受諾し、ネタニアフと同じ日に訪問するが、ガンツはこれまでイスラエルの選挙(2度の総選挙の結果、多数派を占める政府ができなかったため、3度目の総選挙が確か3月2日に予定されている)前に、米が和平案を公表することは、イスラエルの内政干渉であるとして反対していたが、その反対を取り下げたと報じている。
https://www.alquds.co.uk/%d8%a8%d9%86%d8%b3-%d8%b3%d9%8a%d8%af%d8%b9%d9%88-%d9%86%d8%aa%d9%86%d9%8a%d8%a7%d9%87%d9%88-%d9%84%d9%88%d8%a7%d8%b4%d9%86%d8%b7%d9%86-%d8%a7%d9%84%d8%a3%d8%b3%d8%a8%d9%88%d8%b9-%d8%a7%d9%84%d9%85/
https://www.aljazeera.net/news/politics/2020/1/23/%D8%AA%D8%B1%D8%A7%D9%85%D8%A8-%D8%AE%D8%B7%D8%A9-%D8%A7%D9%84%D8%B3%D9%84%D8%A7%D9%85-%D9%81%D9%8A-%D8%A7%D9%84%D8%B4%D8%B1%D9%82-%D8%A7%D9%84%D8%A3%D9%88%D8%B3%D8%B7
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/american-elections-2016/2020/01/23/ترمب-تقارير-حول-قرب-اعلان-خطة-السلام-غير-صحيحة.html
どうせトランプのことですから、イスラエルに一方的に有利な和平案だろうと思いますが(パレスチナのアッバス議長は一貫してトランプの世紀の取引に反対を表明している)、このタイミングで突然こんな話が出てきたのは、おそらく米議会で審議中の、トランプ弾劾問題との関連で、トランプ一流の目くらましと言うか、政局の焦点をずらそうとしているのでhないのでしょうか?
元TVキャスターでもあり、流石にその辺の勘は冴えていますね。
暫くは米メディアも弾劾だけではなく、中東和平についてもかなり大きく報じることになるのではないでしょうか?
特にイスラエル支持の色彩の強い福音派とかのトランプ支持の右翼にとっては、心地よい音色になるのではないでしょうか?