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香川県ゲーム条例は、再考が必要

香川県議会の委員会は、一昨日21日、子どもがインターネットやゲーム依存症になるのを防ぐ、全国初の条例制定をめざし、コンピューターゲームの利用時間を1日60分までとするルールを順守させるよう、保護者に努力義務を課す条例素案をまとめました。

主にスマートフォンを使ったオンラインゲームを想定しているそうです。

それ以前に示された素案は、スマホの使用を1日60分までとしていましたが、直前にゲームに限定する形で修正した、ということです。

パブリックコメント(意見公募)を経て、4月の施行を目指している、と報じられています。

素案では、県民を依存症に陥らせないため市町や学校と連携して啓発活動を行うことを県の責務と規定しています。

学校は適正な利用について各家庭でのルール作りの必要性に対する理解が深まるよう、子どもへの指導や保護者の啓発を行うこと。

保護者はゲームの1日当りの利用時間を60分(学校休業日は90分)までとし、スマホの利用は中学3年までは午後9時、それ以外は午後10時までとするルールを順守させるよう努めなければならない、としています。

確かに、ゲームばかりしている依存症への対策は急がれます。

しかし、各家庭によって、考え方も生活時間も違うのに、一律に利用を制限する考え方は、プライバシーが尊重させるべき家庭に行政が踏み込む危うさがあり、再考を求めたいと思います。

家庭内で話し合ってルールを決めるのが、よいのではないでしょうか。

素案に先だって公表した原案への県民などの意見は批判が多数を占め、「家庭への介入だ」「(制限の)数字の根拠が不明」などの内容だ中心だったそうです。

それによって、県議会は、使用を1日60分までにする対象を、原案のスマホ等から素案ではコンピュータゲームに限定し、ルール順守も努力義務にゆるめた、とのこと。

ネット依存の疑いが強い中学・高校生は、全国で93万人と推計され、「ゲーム障害」は、昨年、世界保健機関(WHO)から疾病と認定されました。

ゲーム依存症への対策が急がれることは確かですが、行政が家庭に介入するのではなく、家庭内での話し合いで進めるべきものだと考えます。

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