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選択的夫婦別姓へのヤジを許すな



呆れ返るばかりである。衆議院代表質問で国民民主党の玉木雄一郎代表が、選択的夫婦別姓に関する質問をした際に「それなら結婚しなくていい」というヤジがとんだのだ。玉木氏はそのヤジをひろった。これで議事録に残る。ナイスな起点ではあるが、このヤジは許してはならない。自民党の杉田水脈氏だと目されているが、真相の究明を待ちたい。



国会にヤジはつきものである。ヤジを全否定するつもりはない。論戦が盛り上がるヤジというものもある。私もプロレスの会場に行くと技にあわせて「おとせ!」「おれ!」「KENTAは帰れ!」などと絶叫する。選挙があるたび、応援している候補の発言に合わせて「そうだ!」「待っていたぞ!」「生きさせろ!」などとヤジのような声援をおくる。

ただ、今回のヤジは、検討されている新たな権利を否定し、踏みにじるものである。断じて許してはならない。

杉田水脈なのかどうかは確認しなくてはならないが、ネット上には「やっぱり」という声が散見された。「忘れた頃に杉田水脈」という声も。ただ、普通ではないことに慣れてしまっていないか。右も左も関係なく「異常」に気づくべきである。人権を踏みにじる議員が跋扈する国会。非妥協的に責任を追求するべきだ。我が国の国会は野蛮性と凶暴性、さらには反労働者性が、このうえもなくむきだしになっているではないか。反人権的暴挙を満天下に暴きだす闘いを展開するのでなければならないのだ。

自民党の家族観はどうなのか、旧来の家族観を維持できるのか、新しい家族像を求める人の権利にどう向き合うのかが問われる。今回のヤジは、品がないし、人権に対するリスペクトがない。「折れ」「落とせ」というプロレスのヤジの方が256倍上品だ。

私たちは、何度も人間らしさに関する議論、権利を踏みにじられている。汚濁と腐敗の連鎖。まさに末期症状。人権後進国を象徴するようなヤジを断じて許すな。憤激と熱情をみずからのものにし、内に燃えあがらせる決意だ。新たな権利を真っ向から否定する議員を満腔の怒りを込めて弾劾しよう。野党やメディアによる責任追及を期待する。

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