記事

亡くなった宍戸錠さんが語っていた『くいしん坊!万才』秘話


 1月21日、俳優の宍戸錠さん(86)が亡くなっていたことがわかった。

 宍戸さんは、1933年12月6日に大阪府で生まれ、1954年に「日活ニューフェイス」第1期生になり、1955年デビュー。『渡り鳥シリーズ』をはじめ、ヒール役を中心に300本以上の映画に出演。カードゲームが好きだったこともあり、「エースのジョー」という愛称で親しまれた。

 その後、宍戸さんはテレビにも進出。『くいしん坊!万才』(フジテレビ系)では、1982~1983年のあいだの計509回、「4代目くいしん坊」としてレポーターを務めた。

 本誌は2015年の9月、同番組の40周年に際し、宍戸さんを取材していた。

「同じ撮影メンバーで1週間以上、全国を回って旅芸人の一座みたいだったね。郷土料理はどうしても魚や山菜料理が多いんだけど、俺は肉好きだから、肉料理のときは嬉しかった。

 一度、群馬の牧場でウエスタンの格好して撮影したんだ。俺、ガンアクションは本職だから(笑)。素材は新鮮だし、気の知れた仲間と肉を食う。あんなにうまいジンギスカンは、食ったことがないね。

『くいしん坊』に関しても、いつもの俺で出演していたよ。4本撮りの日も、俺は役者だから、この料理は『うまい』といったほうがいいのか、『美味しい』のほうが合うのかと、見せ方を考えていたな。

 料理があまり好みの味じゃないときでも、『たまりませんね!』と言えばなんとかなったよ(笑)」

 冒頭の写真は、本誌が撮影用に用意した揚げ物の盛合わせに、愛おしそうにかぶりつく宍戸さん。当時、81歳だった。

 宍戸さんは、2016年1月29日号の『週刊ポスト』で、こう語っている。

《俺は90歳で死ぬと決めているんだ。でも、その前にどうしてもやっておきたいことがある。もう1人、子供がほしいんだ。できれば、85歳ぐらいまでにつくりたいね》

「老いてはますます壮(さか)んなるべし」を体現していた宍戸さん。ご冥福をお祈りします。

あわせて読みたい

「訃報」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。