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トランプ大統領の再選なるか?

 アメリカ民主党候補のクリントン氏をごく僅かの差で破った、異色のトランプ氏が大統領に就任してから、早くも4年になろうとしている。トランプ大統領は就任前から物議をかもす言動を示していたが、就任後も期待に違わず⁉︎世界の舞台で摩擦を生じさせている。

 メキシコ国境での壁建設、COPパリ協定からの一方的離脱、エルサレム首都宣言、中国との貿易戦争、イランの核軍縮合意からの離脱など、枚挙にいとまがない。公約にあげたこともあげないことも、支持基盤である硬い保守派の支持を得るために、ゴリ押し政策を必死に追求する様子である。もちろん自国の国益を守ることが為政者としての最大の役目ではあるが、そのために世界の秩序を乱すことは、決して許されない。

 革命防衛軍のソレイマニ司令官の殺害以来、イランとの対立は一触即発になっているが、保守派をつなぎとめるためのパフォーマンスと捉えられてしまう側面も否めない。実際、トランプ大統領のコアな支持母体である「福音派」は、トランプから離れようという素振りを見せている。これをつなぎとめることが、再選に向けての絶対条件なのだ。また4年前は「隠れトランプ支持派」が思わぬ勝利をもたらしたが、今回は逆に「隠れ反トランプ派」が再選の足を引っ張っているという皮肉な状態である。

 一方の民主党はといえば、予備選にエントリーする候補が十数名と、未だに絞られていない現状だ。しかし敢えて有力候補を挙げてみると、次の5名程度になるのではないか。まず良識派のバイデン元副大統領だが、77歳という高齢なことやウクライナ疑惑でトランプ氏との対立状況にあることで、最後まで残ることは難しいと言われている。次に一部に人気のあるサンダース上院議員とウォーレン上院議員だが、政策的に左過ぎるため、多くの支持はまとめにくい状況にある。

 あとの二人は民主党の穏健派であり、元ニューヨーク市長のブルームバーグ氏77歳と、インディアナ州サウスベント市の市長ブティジェッジ氏37歳である。ブルームバーグ氏にはやはり高齢化批判が付きまとい、国政の経験はないが若く、また同性愛者でもあるブティジェッジ氏の人気が高まりつつある。

 インディアナ州の近くで行われる2月初旬のアイオワ州の予備選挙では、ブティジェッジが有力と目されている。過去の大統領選挙では、アイオワ州で主導権を握った候補が、その後の予備選を有利に展開するというジンクスがあるようだ。その意味でかなり期待が持てる候補である。トランプ大統領の暴走を食い止める強い候補の出現を期待したい。

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