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謎のドローン騒ぎ、未だ解決せず。

このブログで、米・コロラド上空に謎のドローン編隊が夜な夜な現れて大騒ぎというトピックを紹介したのは今月6日でした。

その顛末を知りたくて、毎日毎日、関連ニュースをチェックしてきたのですが、次第に報道は下火になって、今日あたりはGoogleで探しても最新ニュースはありません。

そこで、これまで、折に触れメモってきた情報を元に、ミステリアスドローン騒ぎのその後をまとめておきます。

まず、簡単に騒ぎの始まりを紹介します。発端はコロラド州北東部で、12月のクリスマス前から、夜の7時過ぎにドローンの編隊が出現し、ライトを点灯しながら高度60~90mで、格子状に移動し続けたという目撃情報が相次ぎました。

目撃事例は隣のネブラスカ州西部にも広がり、各地の保安官事務所が捜査に乗り出し、ドローンを高度に操りそうな軍関係や政府関係、大学、石油、ガス会社などの問い合わせたものの、全てが否定しました。

そこで、連邦航空局(FAA)や連邦捜査局(FBI)まで乗り出してきたーーというのが前回記事の概要です。

で、その後なのですが、すぐにドローンタスクフォースが結成されました。FAAやFBI、各地の保安官事務所に加え、米空軍特別調査局、米陸軍、国土安全保障局コロラド事業部など関係部署の代表者が集まり、情報交換して、ドローン編隊を操作するオペレーターの特定を急ぐことになりました。それが、米国時間6日のこと。

この日には早速、熱線感知装置を持つ州の多目的飛行機を5時間近くも飛ばして探索しましたが空振りに終わりました。

これだけ錚々たる機関が協力すれば、すぐに解明されるのではないかと思い、それから、毎日のように新たなニュースを探してきたわけです。

しかし、一向にラチがあきません。前回記事に「近くに空軍基地があるので、常識的に考えて、ドローンによる攻撃作戦の訓練では」というコメントが寄せられましたが、米国メディアでも、「秘密の空軍プログラムじゃないか」として、解決は近い、などの記事がいくつか見られました。

しかし、こうした観点からのメディアからの質問に対し、UAS(無人飛行機システム)対抗プログラムを持つワイオミング州のF.E.Warren空軍基地のスポークスマンは9日「それは我々ではないし、いかなる空軍のものではない」ときっぱり否定しました。

その日、民間の救急医療ネットワークCentura Health救急ヘリコプターに1機のドローンが「危険なまでに接近した」との事実が報告されます。その”事件”が起きたのは8日の夕方のことで、ヘリの30m下まで接近したそうです。

これを受けて、国土安全保障局コロラド事業部は、改めて「捜査に注力する」という連続ツィートを書き込みました。

これで、捜査は進展するかに見えましたが、新たなニュースは出ません。そして、今度は「捜査体制を縮小する」とコロラド州公安局が13日に発表しました。多くの報告を分析した結果「犯罪行為を確認できない」「ミステリーを解決していないが、心配はない」ということを理由に挙げています。

目撃事例が減っていたこともあるのでしょう。しかし、その翌々日の15日午後7時過ぎ、コロラド州北部のHorsetooth貯水池上空にライトをつけた約20機のドローンが規則正しく飛行しているのが目撃されました。

しかし、これは大きな波紋を呼ばず、この問題を熱心に追ってきたコロラドスプリングスGazetteは16日に、最初に多数の目撃者が続出したリンカーン郡の保安官事務所を訪ね「数週間の頻繁な電話の後、今週は静かだった」と、事態が沈静化に向かっているとレポートしています。

そしてこうも。「ドローンのミステリーは永遠のミステリーのままであるように運命かも」「ドローンのいたずら者は次はあなたの近所を選ぶかも」

それにしても、お役所や軍関係が総がかりで取り組んでもドローンのオペレーターを探せないというのは、ドローンが犯罪やテロに利用されかねないと思えば、ミステリーで済まされないと思うのですが。

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