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中東への自衛隊派兵は止めるべき 隊員にとっての大義がない 安倍氏は米国の中東政策を批判せよ

 いよいよ日本政府は、米国政府の意向を受け、中東に自衛隊を派兵命令を出しました。愚行です。何のための派兵なのでしょうか。

 自国のタンカーを守るため?

 派兵して当然という論調が目立ちます。

 タンカーの乗組員を見捨てるのかということだったり、外交として派兵が必要なんだというものです。

自衛隊派遣に賛成するしかない」(小林よしのり氏)

米国対イラン どちらもギリギリを責める それが外交 この戦いができない自民党以外の野党」(中村ゆきつぐ氏)

「イラン有事のための自衛隊派遣」に反対する人たちは、丸腰で紛争地域を通る日本のタンカーを見捨てるのか」(やまもといちろう氏)

 外交のためと言ってみても結局、米国のためでしょ、としか言いようがありません。米国が勝手にイランとの核合意を離脱してしまった、というより破棄してしまい、関係各国にイランに圧力を掛けろ、というように世界に向けた恫喝行為で、日本の指導者安倍氏は、ただただ従うだけでした。石油の輸入量を極端に減らしたことは関係悪化につながるのはむしろ当然のことです。

 そればかりかトランプ氏は、イランのスレイマニ司令官を殺害するという野蛮な方法で攻撃しておきながら、それに対して報復でもしようものなら、さらに報復するなどという道理に適わないことを平気でやっていました。

 安倍総理は、そうした米国批判は全くできずに自衛隊を派兵するという忠犬ぶりですが、緊張関係を作り出したのが米国であり、しかもトランプ氏の大統領選挙再選のためのパフォーマンスに世界が振り回されているというのに、何も言えないないどころか、そのご機嫌を取るために自衛隊を中東に派兵しようというのですから、安倍総理は、日本の指導者としては失格です。

 カジノ推進も米国のためですね。そうした政策がみな国民から反発を食らっていますが、日本の利益にならないことが見抜かれているからです。

IR整備「見直しを」70% 自衛隊中東派遣は58%反対」(北海道新聞2020年1月12日)





2020年1月12日撮影

 ところで自衛隊を派兵しないなら、タンカーの乗組員の安全はどうやって守るの?

 自衛隊ですか? それって護衛艦がタンカーに張り付くということですか。哨戒機で警戒するということでうか。

 いずれにせよ軍事力をもっての威嚇がなければなり立ち得ない護衛です。

 威嚇ではなく、実際の戦闘も前提としたような派兵のあり方です。

 戦闘ですか。一体、何のための派兵なんでしょう。米国が作り出した危機、しかもトランプ氏の個人的な事情のために派兵され、戦闘になる可能性まであるのに、派兵される身にもなったら、私は派兵に賛成などできません。

 ならタンカーの乗組員の生命は誰が守る?

 そんなに危険ならホルムズ海峡はタンカーも護衛艦も航行できませんね。

 これまでイランが多くの石油を輸入してきたのに、米国の言いなりになってイランからの輸入量を極端なまでに減らしてしまって日本も緊張関係を作るための一端を担っておきながら、タンカーの乗組員を守るためと言ってみても説得力がありません。

 諸悪の根源はトランプ氏の場当たり的な中東政策と露骨な選挙対策です。

 イスラエルの首都をイスラエルの意に沿った形で承認したりしてアラブ人民の怒りを買い、そのイスラエル一辺倒の政策も自身の選挙のため。

 これほどまでに不安定化を招いたのはすべてトランプ氏にあるのに、何も言えないのに「タンカーの乗組員の安全が~」というのは順序が逆なのです。

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