
[パリ 10日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバス<AIR.PA>が発表した2019年の純受注機数は3%増の768機だった。ただ納入機数の伸びには届かなかった。
総受注機数は36%増の1131機と、増加率は過去6年間で最高。昨年末に長距離旅客機「A330ネオ」40機を受注した。
納入機数は7.9%増の863機だった。
ロイターは1日、関係筋の話として、エアバスが19年の納入機数で米ボーイング<BA.N>を上回り、2011年以来の世界首位になったと報じた。
ボーイングは14日に納入機数などを発表する予定。
エアバスの出荷受注比率は0.89と、09年の金融危機以来の最低水準となった。主力機「A320」シリーズの19年の納入機数は640機以上だった。
20年の見通しは1月末の通期決算発表時に公表する。