- 2020年01月04日 21:20
除夜の鐘より100倍迷惑! 映画館でポップコーンを“抽選”する人々
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除夜の鐘が周辺住民のクレームによって取りやめになっているというニュースが、ここ数年は毎年のように年末のSNS上で物議を醸している。個人的には、除夜の鐘なんて「年末感を高めるためのSE」みたいなもんだし、今の家からは鐘が聞こえないので聞こえるのが羨ましいぐらいだが、「年末感を高めるためのSE」という理解を共有していない人が増えたのかもしれない。
ま、それはともかく、少なくとも「除夜の鐘」よりも迷惑な音があるのである。映画館でのポップコーンである。
またその話か、とブラウザを閉じかけたあなた、ちょっと待ってほしい。たしかにぼくは一昨年、こんなブログを書いた。
こちら、映画館は咀嚼音がするポップコーンより、綿菓子を売ったほうがいい、ということを真面目に解説した記事なのだが、BLOGOS経由でかなりの数の読者から「お前は頭がおかしい」「病院行け」などと罵詈雑言を浴びたのであった。
あの強烈な反応には驚かされた。それだけ「映画館ではポップコーン!」の信仰が根強いのだろう。
あれ以来、ぼくもポップコーン客(普段はポップコーンなんて一口も食べないのに、映画館ではパブロフの犬のごとく雰囲気で買って食べる人々の総称)への態度を少し軟化させた。ポップコーンぐらい食べさせてあげようよ、映画鑑賞の醍醐味じゃんか、と思うようになった。
しかし、ある日、ポップコーンの音にまつわる新事実に気づいてしまったのだ。
以下、その新事実に気づいたときの再現である。
<劇場にて>
ポップコーン客「ポリポリポリ(咀嚼音)」
ぼく(あ、隣の人、ポップコーン客だ。嫌だなあ。でも、劇場が売ってるんだもんな。ガマンしよ…)
ポップコーン客「…ガサガサガサガサ」
ぼく(!?!?!?!?)
ポップコーン客「ポリポリポリ(咀嚼音)」
ぼく(あ、咀嚼音は意外とちっさいな)
ポップコーン客「…ガサガサガサガサ」
ぼく(!?!?!?!?!?!?!?!?)