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やっとiPadと競り合えそうなのが登場してきた

iPadはタブレットPC市場の70%以上を押さえています。つまり絶対的な安定シェアを握っていて、価格も下がらず、アップルの収益の柱に育ってきています。

HPがタブレットPCから撤退し、残りをモトローラのXoomとか、サムスンのギャラクシーtabなどのアンドロイド勢が、機能競争を繰り広げているのですが、アップルの独占を揺るがすようなイノベーションはなく、またハードしか持たない限界を感じます。

それでは差別化としては弱いし、より一般的なユーザー層を広げていくことにはつながりません。しかし、やっとiPad以外の選択肢になりそうなタブレットPCが登場してこようとしています。ソニーとアマゾンのタブレットPCです。

9月1日に発表されたソニーの2機種のタブレットPCは「一人ひとりの楽しみを、この一台に みんなのタブレット」と、チャレンジャーとしては切れ味に欠ける焦点が絞りきれていないコンセプトにはがっかりしますが、さすがにデザインには独自性を感じます。

プレイステーションのゲームが利用できることや、電子書籍マーケットの利用、ビデオ配信サービスなどネットワークを活用した進化をめざしている点で期待できそうです。

「Sony Tablet」はタブレットの“壁”を突破できるか? - デジタル - 日経トレンディネット :

【IFA2011】Sony Tabletは進化する! ソニーのクラウド戦略を本田雅一氏が解説 :

そこにまた登場してくるのがアマゾンのタブレットPCです。こちらは、Kindleのカラー版で、7インチの小型に絞り、価格がiPadの半額以下だとテッククランチが紹介しています。

AmazonがKindleタブレットを7インチにとどめたのは賢明―モックアップ写真あり! :

さらに、ウォール・ストリート・ジャーナルは、アマゾンがタブレットPCに最適化した新Webデザインを試験中だと伝えています。アマゾンは、安いKindleで、「買い場」を広げようという狙いがそこに見えてきます。

アマゾン、新デザインのウェブサイトを試験中 - WSJ日本版 - jp.WSJ.com :

流通コンサルタントの後藤氏が、「リビングルームの自動販売機」戦略とうまく表現されていますが、7インチで携帯も便利だとすると、どこでも、欲しい時にショッピングができるということでしょう。

【タブレット】、アマゾンがTコマース始動!「リビングルームの自動販売機」戦略とは?:激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ :



アマゾンが低価格にこだわったのは、いわゆるインストールモデルといわれるマーケティングです。スティック付きのカミソリを安く提供すれば、あとは替刃が売れ、そこで稼ぐビジネス・モデルです。

kindleのタブレットPCでのショッピング、また電子書籍を楽しんでもらえればビジネスがどんどん広がっていきます。

ソニーと、アマゾンのタブレットPCの登場で古いビジネスの限界から抜け出せないタブレットPCは色褪せて見えます。タブレットPCの世界は、いい釣り場がなければ、いくら竿を磨いても魚は釣れない時代に入ってきたことを象徴しているのではないでしょうか。

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