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実は成果ゼロの「安倍外交」イニシアチブは常に中国

 外交関係の予定が目白押しの、安倍晋三内閣総理大臣(65)。目玉は、12月23日~25日の訪中だ。「桜を見る会」をめぐる問題が紛糾するなか、“得意” の外交で、失地回復を狙っているのだろうが、じつはこれまで、安倍外交は成果らしい成果を挙げていない。

 今回は、中国との外交がうまくいっていない理由を、ジャーナリストの近藤大介氏に解説してもらった。

「習近平の出方は、その時々の状況に左右されるので、中国に対する安倍外交が成功しているのか失敗しているのかは、一概にはいえません。ただ、安倍外交最大の問題は、成果がなく、『やっている感』しか感じられないことにあると思います。

 プーチン大統領とも、27回も北方領土問題を話し合っているし、北朝鮮の拉致問題についても『解決に向けて』どうこうと、しきりにアピールするけれど、じゃあ具体的な成果があるのかと。

 中国とも、対話はしていますが、イニシアチブを取っているのは常に中国です。日本はそれを『日中関係』と思っていますが、中国に『中日関係』という意識はありません。あくまで中米関係の一部、いわば『付録』みたいなものです。

 いま、習近平が友好的なのは、2018年3月から中国がアメリカと貿易で衝突しているから。日本とアメリカが組んだら苦しくなるから、すり寄ってきただけです。そこをしっかり見極めないと、日中関係の実相も見えてきません」

(週刊FLASH 2019年12月31日号)

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