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「韓国があの手この手で…」政治部記者が明かす「日韓融和」演出の舞台裏


 昨年11月4日、タイのバンコク郊外で開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)首脳会議の際に公開された1枚の写真が話題を集めた。日本の安倍晋三総理大臣と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領がソファーに座り、和やかな表情で談笑する写真である。

 後にこの写真は「韓国側の盗撮」であることが日本の関係者によって明かされているが、テレビ朝日政治部記者の安間由太記者によるとこれは「韓国が勝手に撮って、勝手に公開した」という。この時、取材でバンコクに居た安間記者が当時の「日韓融和」演出の舞台裏について明かした。

 「日本側のプレスルームでは、どうも総理と大統領が接触したらしいという情報が流れてきた。まったく確認が取れていなかったのだが『立ち話をしたらしい』といった情報も入ってくる中で突如、この写真が韓国側から出てきた。当時、韓国の文大統領は日韓関係の改善に悩んでいたこともあり、こういう場をかなり無理にセッティングしたという状況があった。しかしそこは、本来であれば首脳しか入れない部屋。そこに韓国の国家安保室長である鄭義溶(チョン・ウィヨン)さんが忍び込むような形で写真を撮り、勝手に公開した背景がある」


 さらに安間記者は「この会話も首脳会談とは報じられておらず、日本としては対話や『言葉を交わしただけ』という慎重な表現であるのに対して、韓国側は『非常に良好な雰囲気で会話が行われました』というかなり温度差のある発表が行われている」と話すと「かなり日韓の対立の温度差が浮き彫りになった一枚の写真だった」と振り返った。

 韓国国内で苦しい状況に置かれていた文大統領は日本に対して強い姿勢を見せなければならず、一方では日韓関係のさらなる悪化は韓国にとってデメリットでしかないと指摘した安間記者は「外交のオフィシャルな用語で立ち話という言葉がある。最初はそのように伝わってきたので立ち話をしたという原稿を用意していたが、写真を見ると座っていた。『首脳会談でもなければ、これは一体何なんだ?』となり、その場で編み出された言葉が会話だった。さまざまな思惑が入り乱れた一枚の写真だった」と騒動の舞台裏を明かした。

 安間記者が明かしたエピソードに対して元衆議院議員の金子恵美氏は「韓国サイドにとって都合のいい発表の仕方をするのは常套手段。韓国の議員連盟と会議をした後の共同宣言・共同声明では、韓国語で書いて来られたものは全くニュアンスの異なる形で発表されたりもした。誰かが指摘しなければ日本側に不利になることはあること。その点、韓国は巧みであり、ロビーイングや見せ方に長けているという感じはある」と私見を述べた。(AbemaTV/『Abema的ニュースショー』より)

▶映像/そこまでやるか韓国「あの手この手で…」

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