どうやら周到に国外逃亡を計画していたようである。
検察官が間抜けだとか、裁判所が甘い、日本の人質司法が問題だ、などと言ってカルロス・ゴーンの海外逃亡をそれとなく援護しようとしているように映る識者の方もちらほら現れているようだが、ここは、カルロス・ゴーンは単に保釈条件に違反しただけではなく、密出国した歴とした逃亡犯罪人だと言い切った方がいい。
日本の治安当局の信頼性が大きく傷付いた。
こんな状況では、日本のテロ対策が徹底している、などと大見得を切ることは出来ない。
重大犯罪、社会的関心の高い重要犯罪の容疑者をこんな形で取り逃してしまった、などと言われてしまうのは恥である。
外務省も法務省も官邸も毅然とした態度を取ることが肝要である。
捜査当局はじめ関係機関は、カルロス・ゴーン被告の海外逃亡の手助けをしたと思われる組織の全容解明に努めると共に、再発防止に全力を尽くすべきである。
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- 2020年01月01日 10:33