- 2019年12月30日 11:04
2019年は怒涛の上げ相場でした。2020年も引き続き米中関係が市場の最重要テーマ(金融日記 Weekly 2019/12/20-12/27)
TOPIX: | 1733.18, | +0.0% (1w), | +16.0% (YTD) |
Nikkei225: | 23837.72, | +0.1% (1w), | +19.1% (YTD) |
S&P500: | 3240.02, | +0.6% (1w), | +29.2% (YTD) |
USD/JPY: | 109.48, | +0.0% (1w), | -0.1% (YTD) |
EUR/JPY: | 122.42, | +1.0% (1w), | -2.6% (YTD) |
Oil(WTI Futures): | 61.72, | +2.1% (1w), | +34.7% (YTD) |
2018年の暮れは、ちょうど10年前の金融危機からずっと続いていた上げ相場がとうとう終わるのでは、とみんなが思い始めていた時期で、株式市場は悲観から売り込まれていました。そして、2019年は、イギリスのEU離脱、米中関係の悪化、香港問題など多くの波乱要因があったものの為替相場はずっと安定しており、株式市場は上げ続けました。終わってみれば、日本株は年初来で20%近い上昇、米国株は指数が連日の史上最高値の更新で約30%の上昇となりました。
それでは2020年はどのような年になるのでしょうか? 日本ではオリンピック、米国では大統領選挙があります。それまでは株式市場は崩れないだろう、国策で何とか買い支えられるだろう、というのが大方の見方です。トランプ大統領は商売人なので、米中関係を本気で悪化させるつもりはなく、中国が米国の製品を買えばそれで良さそうな雰囲気です。
ただ、このままでは中国のGDPは米国を抜き世界一になり、軍事力でも米国を抜きそうです。金より暴力の方が強いので、アメリカ政府の中枢はそうした事態を何としても避けたい、となりふり構わず中国叩きをするかもしれません。そうなると、アメリカ経済も返り血を浴びるので、いよいよ世界経済は大変なことになるかもしれません。日本もオリンピック後の景気が心配です。欧州は金利が恒常的にマイナスに沈み込んでおり、日本の失われた20年と同様にデフレに苦しむようになるかもしれません。
2020年も株価はさらに上がり続けるのでしょうか? それともいよいよ下げ相場に転じるのでしょうか? それは誰にもわかりません。ひとつだけ確かなことは、2020年にもきっといまの時点では想像もできなかったことがたくさん起こるだろう、ということです。
それでは、みなさん良いお年を! 今週はメルマガお休みです。
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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移


FX
直近1年のドル円とユーロ円の推移


外国株とコモディティ
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]

今週のマーケット・イベント
12月30日(月)大納会
12月31日(火)
米10月S&Pケース・シラー住宅価格指数
米12月消費者信頼感指数
中国12月製造業購買担当者景気指数(PMI)
休場:日本
1月1日(水)
日米貿易協定発効
休場:日本、米国、英国、香港
1月2日(木)
休場:日本
1月3日(金)
米11月建設支出
米12月ISM製造業景気指数
FOMC議事録(12/10-11開催分)
休場:日本
1月4日(土)
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