- 2019年12月26日 18:47
配車アプリで呼んだタクシーに別の客が乗車→請求は自分の元に 運営会社の対応は?
タクシー配車アプリ「DiDi」を使って呼んだタクシーに別の客が乗車した上、アプリに登録したクレジットカードから利用料が引き落とされたとする利用客の憤りの声がTwitterに投稿された。
スピーディに乗車でき、決済もアプリ内で可能であるなど利便性の高さから利用者が増えつつある配車アプリだが、「どうしてもミスは起こってしまう」と運営会社。乗車時のミスマッチングに乗客はどう対応すべきか、運営会社はどのように改善していくのか聞いた。
DiDi運営会社「ミスは起こりうる。配車ミスがあった場合はカスタマーセンターに連絡を」

DiDiは人工知能を活用することで素早いタクシーの配車を実現するサービス。スマートフォンに目的地を入力することで、素早くタクシーを呼ぶことができ、クレジットカードなどを登録することでアプリ内決済が可能だ。
しかし、今回の投稿者によると、アプリを使用して呼んだタクシーが別の客を乗せて移動。アプリに登録していたクレジットカードから利用料金が引き落とされてしまったという。
アプリを展開するDiDiモビリティジャパンの広報担当者は「ドライバーに乗客の名前と、アプリに入力された行き先と実際のオーダーに齟齬がないか確認するようトレーニングしてきた」とするが「ミスは起こってしまう」と話す。
実際、今回Twitterに投稿した人物も「名前を聞かれて『はい』と答え、『やっぱり◯◯に行きたい』と言えば誰でも乗ることができる」と指摘している。

同社は「呼んだタクシーが来ない、別の人が乗ってしまった場合などの場合はすぐにカスタマーセンターに電話をしてほしい。請求が生じた場合はすべて返却します」とし、「今回のことを教訓にして、同じような事態を引き起こさないよう、ミスを防ぐ新しいシステムを来年導入できるよう開発を進めている」とコメントした。
国内最大手JapanTaxi「乗せ間違い防止のために画面開発を行っている」
別の配車アプリではどうか。タクシー配車アプリ国内最大手のJapanTaxiの広報担当者も「対策を行なった上でも、乗せ間違いのミスは稀に起こってしまう」と話す。
同社でも乗車時に必ず本人確認を行うように加盟タクシー会社に依頼している。DiDi同様に乗せ間違いが発生した場合はカスタマーサポートに問い合わせをすれば、タクシー会社へ確認の上、支払い取り消しなどの対応を行なっている。
現在、JapanTaxiは乗せ間違いのミスを防ぐために、アプリ注文画面の最上部に名前、もしくは待ち合わせ番号を表示させるなど、スムーズな乗車ができるような画面の開発を行っているという。
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