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【おもちゃ】、キッズ・ユーチューバー!ライアン君のおもちゃがバカ売れする理由とは?



■ビジネス誌のフォーブス誌は19日、ユーチューバーでの年収ランキングで8歳のライアン・カジくんがトップになったことを発表した。

フォーブス誌のデータ(2018年6月〜2019年6月までの推定収入)によると、ライアン君のYouTubeからの年収は2,600万ドル(約28億円)だった。

ライアン君のYouTubeチャンネル「ライアンズ・ワールド(Ryan's World)は子どものおもちゃの紹介で有名になりチャンネル登録者数は約2,300万人なっている。

もともとは海外に暮らす親族などにライアン君の成長を見せるためYouTubeに動画を投稿しており、ライアン君は当時まだ3歳だった。その後、買ってきたおもちゃを開けて遊ぶ姿をアップしだして人気者となった。

2016年4月に公開された「サプライズ・チャレンジ・ウォータースライダー付き巨大エッグ(HUGE EGGS Surprise Toys Challenge with Inflatable water slide)」では、2019年12月23日現在で動画再生回数が20億回近くになっている。

この動画はYouTube史上最も再生された動画50本の中にランクインするほどの超人気動画となっているのだ。

なおライアンズ・ワールドにアップされた動画は1,600本以上となっており、総動画再生数は340億回に達している。

子供たちに絶大なる影響力を持つキッズ・インフルエンサーと手を結んでいるのが大手チェーンストアだ。

ライアン君はウォルマートと契約を行い「ラインズ・ワールド」ブランドでおもちゃを発売した。またウォルマートは昨年、ライアン君のファンミーティングツアーをウォルマート各店で開催し大盛況となった。

ウォルマートに追随しターゲットも今年、ライアン・ワールド・ブランドで一部に専売おもちゃを発売している。

アマゾンも取り扱い始めたラインアズ・ワールドのおもちゃはすで100種類以上となり、今年のブラックフライデーでは品薄となる人気商品もあったほどだ。

なかでの人気となっているのは「ライアンズ・ワールドびっくりおもちゃ箱(Ryan’s World Super Surprise Safe)」だ。

ライアンズ・ワールドのおもちゃが必ず人気となるのには理由がある。ライアン君の成功を真似て、子供が話題や新作となるおもちゃと遊ぶ動画がYouTubeに次々にアップしていることだ。

ライアンズ・ワールドのおもちゃはライアン君の紹介だけでなく、他のキッズ・ユーチューバーも紹介するからだ。

子どもたちはテレビを見なくなっている反面、YouTubeは見るようになっている。ピュー・リサーチ・センターによると11歳以下の子どもたちの実に81%はYouTube動画を視聴いるのだ。

視聴動画の多くが子供が紹介する、おもちゃのレビュー動画だ。そこにライアンズ・ワールドのおもちゃが数多く紹介されるのだからライアン君の影響力は雪だるま式にさらに大きなものになる。

 エマニエル坊やのようにライアン君はいつまでも子供とはいかない。

ライアン君のチャンネルは最近、両親と一緒に科学の勉強をする教育動画を配信するように変化している。

動画内で実際に実験を行い「どうして洪水は起きるの?」など、ライアン君と同様に成長している視聴者に向けた内容となっているのだ。

ライアンズ・ワールドでは知育玩具の発売を計画しているのかもしれない。インフルエンサー自身も変化が必要なのだ。

トップ動画:ライアン君の「ライアンズ・ワールドびっくりおもちゃ箱(Ryan’s World Super Surprise Safe)」を紹介する女の子。ライアン君の成功を真似て、子供が話題のおもちゃと遊ぶ動画がYouTubeに急増している。子供たちテレビよりYouTubeを見るようになり、おもちゃのレビュー動画を見る。さらにそこでラインズ・ワールドが紹介される。雪だるま式にライアン君のおもちゃが売れるのだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。日本国内に多くのユーチューバーを抱えるプロダクションのウーム(Uuum)が第1四半期決算を発表しました。これまで前四半期比で増収増益を続けていましたが、減収減益となっています(前年同期比では増収増益)。

YouTubeからの収益であるアドセンスが前期比で12%減となっているのが大きな要因です。ウーム専属のユーチューバーは増え、動画再生数も増えていると思います。

それでも広告費が減少となったのはYouTubeが広告で効果のある動画をより選別するようになったからでしょう。YouTubeのアルゴリズム精度が上がったことで広告のコンバージョン率等、詳細に把握できるようになったのだと思います。

再生回数がどんなに多くても広告効果がなければユーチューバーに広告料が行かなくなってきているということです。視聴者のターゲティングができていないとどんなにバズっても収益は上がらないユーチューバーになります。競争だけでなく厳しい現実にぶち当たっているということ。

 そういった意味でもYouTubeからの収益に頼らないライアン君の戦略は素晴らしいですね。YouTube動画からブランドを立ち上げ、勝手にマルチユースされるマーケティング戦略です。

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