記事

給食は逆格差社会「地方の上級食」「都会のどケチ食」

「丹波篠山市立西部学校給食センター」の給食

 12月7日、8日におこなわれた「全国学校給食甲子園」は、兵庫県「丹波篠山市立西部学校給食センター」が10回めの挑戦で初優勝した。冒頭の写真が、その「日本一の給食」だ。

「日々の献立でも、地元産食材を優先して取り入れるようにしています。3週間前に注文をかけて、在庫を確かめるんです。

 地元の特産物を使う場合は、市から補助金が出ます。予算に余裕はないですが、地場の新鮮な食材を使い、工夫をしながら給食を作っています」(栄養教諭の田端廣美さん)

 2018年の養父市に続き、兵庫県勢が2年連続で優勝。「給食に特産物や郷土食を取り入れる」姿勢が、成果をもたらした。ちなみに、丹波篠山市で保護者が支払う給食費の月額は、小学校が4200円で、2018年の全国平均4343円よりも安い。

愛知県名古屋市の給食

 一方、上の写真は、愛知県名古屋市の2019年度の小学校の給食。偶然にも給食甲子園と同時期に、ネットで「質素すぎる……」と騒然となった。

「家庭の負担を考え、2009年度から給食費を月額3800円で据え置き、政令指定都市のなかでも最低額を維持してきました。その間、消費者物価指数も上昇。人件費、原材料費も高騰し、さすがに限界がきてしまいました。

 昨年から、『なごやめし』献立を市の負担で年数回提供するなど工夫しましたが、今後も予算がつくか不透明です。来年度からは、600円の値上げをお願いしたので、えびフライなど、子供たちに人気のおかずが戻ってきます」(市教委学校保健課)

 月額4400円で、「健康で文化的な給食」へ巻き返しなるか。

写真・全国学校給食甲子園HPより転載(丹波篠山市立西部学校給食センター)、名古屋市教育委員会

(週刊FLASH 2019年12月31日号)

あわせて読みたい

「給食」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    SNS誹謗中傷 人命を奪う自覚持て

    たかまつなな

  2. 2

    指原発言に賛辞ばかりでない背景

    文春オンライン

  3. 3

    情報源守る産経に太田がツッコミ

    水島宏明

  4. 4

    橋下氏 同業者に甘い報道に苦言

    ABEMA TIMES

  5. 5

    解除後は出社うんざりな人多数か

    かさこ

  6. 6

    養老孟司氏 考える力身につけよ

    NEWSポストセブン

  7. 7

    新型コロナ流行で出生率に変化か

    BLOGOS編集部

  8. 8

    危機回避で疑問視 専門家の悲哀

    企業法務戦士(id:FJneo1994)

  9. 9

    橋下氏が黒川氏処分への怒り代弁

    鈴木宗男

  10. 10

    東浩紀 ネットで社会完結は幻想

    村上 隆則

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。