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娘の結婚、息子の教育……批判されてばかりの「秋篠宮家」、そんなに悪いの? - 「週刊文春WOMAN」編集部

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 眞子さまの自由恋愛、佳子さまの人生模索、紀子さまの孟母のようなご活躍……娘の結婚、息子の教育……批判されてばかりの秋篠宮家。「でも、何が悪いの!?」。そんな疑問を持つ2人の論客が徹底討論する。 


皇室ジャーナリストの山下晋司さん(左)、国際政治学者の三浦瑠麗さん(右)

◆ ◆ ◆

たとえ皇族であっても、お2人の合意があれば結婚できる

――令和になって天皇皇后ご夫妻の人気が上昇する一方で、秋篠宮家へのバッシング報道が続いています。きっかけとなったのは、2018年2月に発表された眞子さま(28)の「2年間の結婚延期」です。父親として対応が注目されている秋篠宮さまは、19年11月30日の54歳の誕生日に際しての会見で、「次の2月で2年経つわけですね。何らかのことは発表する必要がある」とおっしゃいました。一方で、小室さんは21年まで帰国しないとの報道もありましたが、お2人はこの問題をどうお考えになっていますか。

山下 眞子内親王殿下のご結婚は、たとえ皇族であっても、私たちと条件は同じです。憲法第24条「婚姻は両性の合意のみに基いて成立」の規定通り、お2人の合意があれば結婚できる。私はこの問題については、眞子内親王殿下ご自身がどう判断されるか、それに尽きると思っています。

三浦 そうですよね。私はお2人の関係について、特に意見はありません。というのもお相手の小室圭さんという方を直接存じ上げないので、論評しようがない。眞子さまについても同様です。ただ、この問題に対する世の中の意見には、色々と言いたいことがあります。

山下 確かに、17年12月に『週刊女性』が小室さんの母親・佳代さんと元婚約者との金銭トラブルを報じて以来、マスコミの書きぶりは酷くなる一方ですね。

三浦 記事を見ると、小室さんへの反感を煽っているポイントは2つあると思うんです。1つ目は、小室家の上昇志向が強すぎるというもの。これはお母さまが、息子をインターナショナルスクールに通わせたり、米国に留学させたり、「身の丈に合わない教育を授けている」というトーンです。私は親の愛ゆえだと思うんですけれど。お母さまがブランド志向で、ミーハーだとかいう批判も書いてありますね。

 2つ目は、小室家が貧乏だとか、小室さん自身の収入が少なくて内親王と結婚するにはそぐわないとか、「家格の違い」を批判するものです。

山下 小室さんはICU(国際基督教大学)卒業後、就職した三菱UFJ銀行を2年弱で辞め、その後は一橋大大学院に通いながら奥野総合法律事務所のパラリーガルをされていましたが、その年収が低いのではないかと報じる記事もありました。

結婚に反対しないと場がしらけてしまう

三浦 収入が低い人と結婚するのはそもそも悪いことなのでしょうか。しかも、小室家は普通のミドルクラスです。また、小室家のように早くに夫を亡くした母子家庭であれば、外からは分かり得ない相当な苦労があったはずです。専業主婦だったお母さまが、正社員として就職することは困難でしょう。

 もしも、男性が早くに妻を亡くして男手1つで子供を育てあげたら、たとえ籍を入れてない女性がいて、子育てや親の介護を手伝わせていたとしても、むしろ美談です。逆をやると、女は悪者にされますね。

山下 私は、小室家報道は明らかにプライバシーの侵害だと思っています。

三浦 ええ。この問題では、日本社会に潜んでいる「差別感情」や「女性憎悪」が、まるで正当なものとして表に出てきてしまっているんです。識者のコメントを見ても、それぞれの方の人となりが表れています。

山下 メディアもそれを望んでいるんでしょうね。たとえば批判的な論調で盛り上がっている場で、私が先ほどのように「ご本人が結婚したいのなら、されればいいんじゃないですか」と発言すると、一気に場がしらけてしまいます(苦笑)。

結婚について、日本がいかに古い価値観に縛られているか

三浦 小室家への反感には、アイドル的な存在を引きずり降ろそうとする感情も垣間見えます。1989年に秋篠宮さまと紀子さま(53)のご婚約が内定したときにも、紀子さまが玉の輿を狙って近づいたんだという声があったそうですね。

山下 私は当時、宮内庁の官房総務課で報道を担当していましたが、一般の方から「あの人(紀子さま)はダメだ」という苦情電話を受けたことがあります。「学習院での評判、ご存知なんですか?」とガナリ立てる人もいましたね。私は「ご結婚は皇室会議で厳正に決めたことですから、問題ありません」と対応した覚えがあります。

三浦 それほど激しかったんですか。加えて、今回の件に関しては男女で異なる基準が用いられていることが気になります。紀子さまは綺麗な方です。同様に、小室さんもイケメンと報じられた。英語もできて、眞子さまを気遣う人だと言われています。

 女性は収入など度外視して、外見や気遣いばかりで評価するのに、なぜ男性の場合は収入が問題となるのでしょう。ヨーロッパの王族が気働きのきく美しいキャビンアテンダントの女性と結婚しても、玉の輿と言われるだけで、これに違和感を抱く人はあまりいません。眞子さまと小室さんの性別が逆だったらと考えると、結婚について、日本がいかに古い価値観に縛られているかが分かります。

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