マスコミ各社の報道によると「無印良品」という商標を巡って、中国企業が日本の良品計画を提訴し、何と「無印良品」の本家本元が敗訴することになりました。中国には「無印良品」そっくりのブランドが存在していたのですが、こちらが先に商標登録をしていたというのです。
そのため良品計画は中国では「MUJI」との商標で販売していたというのですが、一時期誤って「無印良品」の商標で販売していたじきがあったといいます。
これが商標権を持つ企業に損害を与えたということで提訴されたというわけです。
確かに、法律的には商標権を持つ企業に正当性があるとはいえ、偽物を作ったのは中国の方です。これが本物を作った企業を訴え、勝訴したというのですから、空いた口が塞がらないという思いがします。
いわば「法匪」というべきでしょう。
ここで考えてみたいのが渋沢栄一です。彼は『論語と算盤』において、道徳と商いとは両立するし、むしろ両立させなければならないと説いています。
中国の法には則っているものの不道徳なやり方をみていると、本当にこの国の経済は維持できるのか
疑問に感じます。
詳しくは下記の動画をご覧ください。
岩田温チャンネルは毎日19時に更新されます。是非とも、チャンネル登録を宜しくお願い申し上げます。
記事
- 2019年12月16日 09:44
渋沢栄一に学ぶ資本主義の基盤ー無印良品問題から考えるー
あわせて読みたい
トピックス
ランキング
-
1
静岡のメディア王と女子アナのW不倫疑惑 静岡新聞社長続投で問われるコンプラ意識
-
2
在宅勤務で気づいてしまった、通勤しただけで仕事やった感の勘違い
-
3
緊急事態宣言が延長へ 都民の恐怖心を煽る小池都知事の対応に苦言
-
4
小池百合子知事の耐え難い不誠実さ。公言した目標と「謝罪の言葉」はどこへ行ったのか
-
5
菅総理と尾身先生の会見 結局東京が協力しなかったというお話し
-
6
緊急事態宣言延長 全ては恐怖から そしてそれを創り上げたのは東京都とメディア
-
7
「コロナ禍でも拡大戦略」アパホテルが怒涛の新規オープンを続ける理由
-
8
予算審議で拍子抜けするほど迫力不足だった野党の追及 国民からの批判を怖れたか
-
9
世帯年収600~800万円のリアル「下の子が私立高校で家計が火の車」「贅沢はできないがひもじくもない」
-
10
人類は風邪を根絶し得たことはない「ゼロコロナ」を目指す立憲民主党はムチャクチャ