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コンビニの新作スイーツを買う人は浪費しない

日々、節約ばかりしていては気持ちがめいってしまう。どうすればいいのか。ファイナンシャルプランナーの山崎俊輔さんは「コスパを意識した生活を続けるためには、コンビニの新作スイーツなどの“ちょっと高い買い物”を上手に織り交ぜることが大事です」という——。

※本稿は、山崎俊輔『大人になったら知っておきたい マネーハック大全』(フォレスト出版)の一部を再編集したものです。


写真=iStock.com/Satoshi-K
※写真はイメージです


週イチの吉野屋でランチの満足度を高める秘訣

マネーハックの敵のひとつに「無感動」があります。無感動消費ほどもったいないものはありません。たとえそれが節約に寄与していたとしても、削り、ガマンし、耐え忍ぶような消費スタイルは賢くないし、そもそもつまらないため、苦痛になります。苦痛であれば当然続かないことになります。

その点では「いつもの定番消費」「ルーチン消費」こそ注意するべきです。

これはいつもの定番と決めているからと比較検討をサボるような買い物をしたり、そこそこ安いものを固定して買い物をするやり方を指します。

◎ランチ代をケチって会社に出入りしている仕出し業者のランチを毎日食べ続ける

◎午後3時になったらオフィスを出て毎日カフェラテを買って職場に戻る

このような消費行動は無感動消費の代名詞のようなものです。こういうお金の使い方はまったくオススメできません。同じことの繰り返しは満足度をすり減らすだけだからです。

ランチ代が「平均よりも安い日」と「平均よりも高い日」を取り入れる

仮に一週間のランチ代が2500円だったとします。一日あたり500円で月曜から金曜まで切り抜けなければなりません。だからといって、毎日500円で納まるように「仕出し弁当+お茶」のように固定してしまうことは避けるべきです。


山崎俊輔『大人になったら知っておきたい マネーハック大全』(フォレスト出版)

むしろ意図的に行うべきは「平均よりも安い日」と「平均よりも高い日」を取り入れることです。

2500円の枠組みがどうせ変わらないのであれば、吉野家に週イチで出かけて「牛丼並+生卵」のみの日を作ってみたり、コンビニで週イチくらいは「おにぎり2つのみ」の日を作ってみるのです。

そうすると、毎日仕出し弁当を食べるより変化が生まれますし、ちょっとだけ余裕も作れます。その数百円を週イチで投入し「平均より高い日」ランチを自分でデザインするのです。「週に一度だけは700円以上のランチを許す」のようなことが楽しめる人は、同じ総額で高い満足度を得られる達人ということになります。

毎日「吉牛」は飽きるが、週イチならむしろ楽しみ

ちなみにこういうやり方で変化を作ると、おもしろいことに「平均よりも安い日」のランチも楽しくなってきます。実際、吉野家も毎日食べると飽きがきますが、週イチだとむしろ楽しみになってくるから面白いモノです。

私は週イチで「牛丼アタマの大盛り+生卵」を吉野家で食べますが、飽きがくるどころかその曜日がくるのが楽しみです。


写真=iStock.com/GI15702993
※写真はイメージです


「予算がないから楽しみなんかない」と考えることこそが思考停止であり、マネーハックの対極なのだと考えてみてください。

惰性で飲んでいるコーヒーにも変化をつける

満足度が低い購買パターンといえば「午後3時になると決まって買うおやつやコーヒー」のようなものもあげられます。

「毎日数百円だからムダじゃない」という人はその数百円で得られた満足や感動がほぼゼロになっていることを気づいていません。おそらく毎日あたりの金額が低いことを理由に見ないフリをしているのです。


写真=iStock.com/boumenjapet
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そのコーヒーが本当にあなたをリフレッシュさせてくれ、会社を退社するときまで生産性を高めてくれているでしょうか?

そういう自問自答を時々してみるべきです。もしそれが本当にリフレッシュになっているのなら、350円のカフェラテもまったくムダではありません。

惰性で飲むコーヒーほどもったいないものはない

しかし、たいていの場合、毎日同じモノを消費している人は、無感動に買い物をするようになっていて、デスクのうえで飲み物の半分は冷めていたりします。これは半分はムダです。

例えば「コンビニのコーヒー」「自販機の100円コーヒー」「スタバやタリーズなどのコーヒー」のように変化させるだけでも、満足度はリフレッシュされるはずです。

あるいはもっと意識的に、自分の仕事への気合いに応じて変化させるのもアリです。

「普通の日はコンビニコーヒー」

「忙しすぎる日は100円コーヒー」

「気合いを入れて仕事する日はスタバ」

このようにしてみると、同じコーヒーを飲んでも自分に対して違うラベリングをする効果が生じます。「飽き」や「無感動」はちょっとした工夫で、自分で排除することができます。コスパもあがり、マネーハック流になります。

節約上手は実はコンビニで少し高いものも意図的に買っている

さて、ここまでは「安い買い物を混ぜる」というマネーハックを考えてみましたが、同じルールを「発想の逆転」で適用してみましょう。

つまり「高い買い物も上手に織り交ぜる」という発想です。

例えば、コンビニの高級スイーツ。最近ではなかなかバカにできない味で、有名店のお菓子の味に近づいていながら値段は数割安い設定ともいえます。


写真=iStock.com/Yuki KONDO
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こうしたコンビニスイーツを上手に食べてみるのは「コスパ」の高い買い物になります。何度も食べるというより、何か自分にご褒美をあげて仕事をがんばったり、疲れを癒やしたい人にはいい消費というわけです。

新作スイーツなど「初物」メニューを組み入れ満足度高める

私たちは「初鰹」的な消費、つまり「初体験」のコスパは高いことをもっと活用するべきだと思います。新作のポテトチップス、新作スイーツといった「初物」のメニューを上手に組み入れることで、買い物の満足度を高めることができるのです。

私もコンビニやスーパーでは新商品にいつも注目して棚をチェックしています。新商品は外れもありますが、買って家に帰って食べるまでのちょっとしたワクワク感が楽しめる分コスパも高いと思います。

ところで、こうした新作の味が今ひとつだった場合には「別の活用術」もあります。新作を買ってみたが味はイマイチだったという場合です。

こういう場合は「話のネタ」にすればいいのです。

「あのコンビニスイーツの新作、試してみたけどイマイチだった」

このような話題をお昼休みの休憩時間や飲み会などで話せば、簡単に元が取れます。いつも食べているハッピーターンではこういう話題にはなりません(美味しいですが)。「新作」だからこそ、美味しい場合もイマイチの場合もネタになるというわけです。

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山崎 俊輔(やまさき・しゅんすけ)
ファイナンシャルプランナー
1972年生まれ。企業年金研究所、FP総研を経て独立。執筆活動、講演を多数行っている。著書に『スマホ1台で1000万円得する! マネーアプリ超活用術』(PHP研究所)など。
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(ファイナンシャルプランナー 山崎 俊輔)

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