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米、対北朝鮮交渉「柔軟に対応する用意」 国連安保理会合で表明


[国連 11日 ロイター] - 米国のケリー・クラフト国連大使は、北朝鮮の核・ミサイル問題を巡り11日に開催された国連安全保障理事会の会合で、米国は北朝鮮の核・ミサイル放棄に向けた交渉に「柔軟に対応する用意」があると表明した。ただ同時に、国連は北朝鮮の挑発行為に備える必要があると呼び掛けた。

11日の会合は、米朝の非核化協議が頓挫し、北朝鮮の核・ミサイル実験再開の可能性が懸念される中、米国の要請で開催された。

クラフト大使は「この問題への対応で柔軟になる用意がある。われわれは、あらゆる当事国の懸念に対処するバランスの取れた合意の必要性を認識している」と語った。

その上で、北朝鮮も米国と協力するため「困難だが大胆な決断」が必要だと指摘した。

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、非核化を巡る対米交渉の期限を年末に設定し、米国に柔軟性を示すよう求めている。

ただ北朝鮮の金星国連大使は7日、非核化は米国との交渉のテーブルから外れたとし、米国との長期にわたる協議は必要ないとの認識を示した。

同国は8日には東倉里の西海衛星発射場で「非常に重要な」実験に成功したと発表。これに対し、トランプ米大統領は、敵対的な行為を再開すれば金委員長は「すべて」を失う恐れがあると警告し、非核化の必要性を強調した。

クラフト大使は11日、北朝鮮がほのめかしている「深刻な挑発行為」を再開した場合、国連安保理は「それに応じて行動」する用意が必要だと発言。「実際問題として、北朝鮮は長距離弾道ミサイル技術を利用して飛翔体を発射する可能性があるほか、核兵器で米国本土を攻撃するよう設計された大陸間弾道ミサイルの発射実験を行う可能性もある」と述べた。安保理が取り得る行動について詳細には触れなかった。

中国の張軍・国連大使は、米朝協議の支援と事態の「劇的な反転の阻止」に向け、安保理は北朝鮮制裁の緩和が「不可欠」だと強調した。

ロシアのネベンジャ国連大使は、北朝鮮の核・ミサイル開発を「容認できない」とした上で、北朝鮮が「将来の利益を約束される代わりにすべての条件に明確に合意するよう」求められている状況では協議は進展しないと指摘。段階的な規制解除に向けた行程表が必要との認識を示した。

*内容を追加しました。

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