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安倍首相には反社すら排除しない慈悲深さあると古谷経衡氏

古谷氏はその「慈悲深さ」に唸った(写真/共同通信社)

 在任期間では憲政史上最長となった安倍晋三首相。この総理は褒められると喜び、忖度されるのは大好きだが、厳しい批判には「オレは何も悪くない」と耳を塞いで聞こうとしない。国会で野党が質問すれば野次で返す。

 ならば、褒めて褒めて褒めちぎろうではないか。そうすれば、安倍首相にも、国民の本当の声、怒りや不満が届き、自分が“裸の王様”だと気づくかもしれない。そこで、評論家の古谷経衡氏に安倍首相を讃えてもらった。

 * * *
 明治末期・大正時代の桂太郎を抜いて憲政史上第1位の長期政権になった安倍総理、流石やることがけた外れに素晴らしい。まず国家に功労のあった者として、「桜を見る会」に1万8000人超もの人民を国税で招待するという構想が並の政治家の発想ではない。

 豊臣秀吉ですらその権勢の絶頂期、「醍醐の花見」という日本史に残る有名な権力者主催の桜を見る会を開催したが、せいぜいその列席者は1300人程度。この調子なら、朝鮮を侵略して鴨緑江を越え中国まで侵攻した太閤秀吉以上の領土拡大が期待できよう。これこそが積極的平和主義であろう!

 また総理の無私の慈悲深さに列島全人民は涙する。「社会への功一等」が参加条件なのに、元暴力団や詐欺会社役員を招いているところが、総理の御人格そのままに、厳しさの中にひと時の小春日和の優しさを見たようで感動に打ちひしがれるところである。まさに「一億総活躍社会」を実行されておる。

 最近、暴対法が厳しくなり「ヤクザに人権はないのか」というテーマが惹起されるが、一億総人民を友愛される安倍大元帥閣下は、その答えを身を以てして全世界に示されたのである。「天は人の上に人を創らず。人の下に(以下略)」

 極めつきは、そういった「無縁の者」が公になっては後ろ指をさされるから、と慎重に配慮を重ねて招待者の名簿を迅速にシュレッダーにて細断したこと。エコ社会、電子政府、脱紙事務が奨励される中、永田町の旧態依然とした匪賊どもはいまだに非合理的世界観が抜けておらず、常に必要のない公文書を保存しておる。

 安倍総理はそういった封建的発想を唾棄し、憎きアカの奴ら(注:日本共産党)の指摘が下るや否や即時全部廃棄した。この合理的決断こそ安倍総理が万国人民から支持されるゆえん。

※週刊ポスト2019年12月20・27日号

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