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COP25開催のスペインでも、グレタさん活躍

国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)が開催されているスペインのマドリードで、6日、地球温暖化は危機的状況にあるとして、若者たちが実効性のある対策を求める大規模なデモをしました。世界中で若者が活動する先駆者のスウェーデンの16歳の少女グレタ・トゥンベリさんも加わって「各国の指導者は未来と今の世代を守る責任がある」と訴えました。

当初チリで予定されていた会議が、マドリードに変更されたので、温室効果ガスを大量に排出する飛行機に乗ることを拒否しているグレタさんは、支援者などの協力でアメリカから大西洋をヨットで横断し、ポルトガルからマドリードに入りました。グレタさんは、気候のための学校ストライキを中学3年の時に一人ではじめ、仲間が増え、ストは国内100ヶ所以上に及び、現在は毎週金曜日に授業を欠席して継続しています。この活動は世界に広がり、今年9月20日のストには、約160ヶ国の400万人が参加しました。グレタさんは、アスペルガー症候群を乗り越えて、こうした活動をしています。

今年9月にヨットでアメリカに渡り参加した国連の会合では、「あなたたちが話すことは、金のことと永遠の経済成長というおとぎ話だけだ」と演説した、と報じられています。温暖化対策に後ろ向きなトランプ大統領がグレタさんを揶揄するようなことをツイッターで発信すると、そのままにプロフィールを変えるなど、意志の強さを見せています。

グレタさんは、マドリードで、「子どもが学校を休むのは持続可能な解決策ではない。私たちは続けたくない」と語り、各国政府の実際の行動を促した、と報じられています。COP25では、年明けから地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」が本格始動するので、深刻化する気候の危機への認識を共有し、対策を強化する機運を高める場にすることが求められています。

パリ協定では、今世紀後半に世界の温室効果ガスの排出を実質ゼロにし、産業革命以降の世界の気温上昇を2度未満、できれば1.5度に抑えることを目指しています。これに先だって開催された気候行動サミットでは、77ヶ国が2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにする目標を示しました。

国連のグテレス事務総長は、より高い目標を掲げるよう各国に求めているのに、日本政府は、削減目標を現在の「2030年度に2013年度比26%減」に据え置く方針、とのこと。比較の基準が、産業革命前と2013年では全く違うことも含めて、日本の後ろ向きな対応が批判されています。

現在の安倍政権では、首相の近くには経済産業省の官僚がついているなど、経済界よりで、もともと力の弱い環境行政を進めることは、大変だとは思いますが、小泉環境相には、是非がんばって、気候変動対策後進国の汚名を返上してほしいと思います。

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