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反原発デモを力に変えていくために

 関西電力大飯原発3号機の再稼働を2日後に控えた6月29日、首相官邸前の反原発デモに3・11の原発事故以降最大規模となる10万人を超える(主催者発表)人々が集まった。首相官邸前の道路を完全に占拠するなど、原発再稼働に対する根強い不安や反発を市民自らが身をもって示した形だが、デモに集まった人々の思いを、今後いかに政治的な影響力に変えていくかという大きな課題は残ったままだ。

 この日原発の再稼動に反対するために首相官邸周辺に集まった人の数は主催者発表によると10万人以上。当初、首相官邸前の歩道に集まっていたデモ参加者の数は夜7時を過ぎても膨らみ続けたため、警察は国会と首相官邸の間の道路の自動車の通行を止め、すべてデモのために開放しなければならなかった。

 デモに参加した人々の顔ぶれを見る限り、参加者の大半は特定の政治団体や活動団体に所属しない、一般の市民だ。一般の市民がそれぞれ「原発ノー」の思いを胸に自由な立場で参加したデモが、遂に10万人規模にまで広がったことは、歴史的にも画期的なできごとと言っていいだろう。

 しかし、これが単に大勢が集まって気勢を上げただけの「ガス抜き」に終わってしまったのでは意味が無いし、もったいない。ここに集まった人々の思いを結集させ、それを政治的な影響力に変えていくためには、冷徹かつしたたかな戦略が必要になる。

 デモを政治的な影響力に変えていくために、デモの参加者やその主催者たちが何をしなければならないかを、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が考えた。

 その他、「原発すごろく」の秀逸さと馬鹿馬鹿しさ、米最高裁の医療保険合憲判断をどう見るかなどを取り上げた。

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