- 2019年12月05日 15:11
合言葉は「#ناکامورا」(ナカムラ) アフガニスタンで死亡の中村哲さん悼むツイート相次ぐ
アフガニスタン東部で銃撃され、死亡が確認された福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の中村哲さん(73)。
Twitter上では「ナカムラ」を意味するハッシュタグ「#ناکامورا」や「#sorryjapan」とともに、その死を悼むメッセージが寄せられている。国内に限らず、アフガン現地で使われているダリ―語による投稿もあり、中村さんが多くの人から愛されたことが伝わる。

中村さんは1946年、福岡市生まれ。パキスタンで20年間に及んで医療活動に従事した後、アフガニスタンで活動を開始。長年にわたり、医療面や生活環境の支援に携わってきた。長年の活動が評価され、2003年に「アジアのノーベル賞」と呼ばれるマグサイサイ賞を受賞。今年10月には同政府から名誉市民権(市民証)を授与されたばかりだった。
アフガニスタン東部に住む男性は、日本語や英語、アラビア文字で「許して」と投稿。「#ناکامورا」のハッシュタグとともに中村さんのアフガンでの活動を伝える動画をリツイートし、その功績をたたえている。
さらに、日本語で次のような中村さんの言葉を紹介した。
「敵を作ろうとはしていませんでした...最善の方法は、みんなと仲良くすることです...なぜなら、人々は私がそこに頼ることができる唯一のものであり、それは銃を運ぶよりも驚くほど効果的だからです」 〜中村哲博士#ناکامورا
— omaid sapaand (@OSapaand) December 4, 2019
「#sorryjapan」のハッシュタグには、アフガンを支援し続けた中村さんが犠牲となったことに対する謝罪の念が込められている。
別のアフガニスタン在住の男性は、ろうそくを灯して中村さんの死を悼む国民の写真を投稿し、「あなたはアフガニスタンの忘れられない英雄」と書き込んだ。
#SorryJapan
— انـصــــZadROonـــــاري (@AZadroon) December 4, 2019
you are unforgettable hero for AFGHANISTAN pic.twitter.com/UMZOR9gM4K
SNS上では、他にもFacebookのプロフィール写真を「申し訳ありません」との文言を添えた中村さんの写真に変更したアフガニスタン人もいたという。
国内でも、突然の死を惜しむ声が相次いでいる。
中村哲さんが殺害されたとは。アフガニスタンで井戸を掘り耕地の指導をしたりして同国の名誉市民として尊敬されたお方が同国で被害にあった。NHKの仕事絡みで中村さんの偉業に驚嘆し私の亭主と同じ年なんだと勝手に親近感を持っていたが本当に命がけで人様の為に働く凄さには只々頭が下がる。残念だ。
— 内海桂子 (@utumikeiko) December 4, 2019
漫才師の内海桂子さんはNHKを通じて接点があったといい、「只々頭が下がる」とその功績をたたえた。
シンガーソングライターの加藤登紀子さんはツイッターで、アフガンでの灌漑(かんがい)整備について紹介する中村さんの著書『アフガン・緑の大地計画―伝統に学ぶ潅漑工法と甦る農業』を示した上で、「私の宝物です」とつづった。
私の宝物です。中村哲さんの、命がけの仕事の、詳細がここにあります。アフガンは、2000年頃から、深刻な干ばつに苦しんでいました。大きな意味では地球温暖化です。これからの地球を考えるための、大切な、分析と実績と計画を、共有してください。 pic.twitter.com/8sX9atHSq2
— 加藤登紀子 (@TokikoKato) December 4, 2019
アフガニスタン大使館は、中村さんの死亡を受け、公式ホームページ上で次のような声明を発表した。
私達は、中村哲医師が乗っていた車が狙撃兵によりナンガハール州で狙い撃ちにあい、病院で亡くなられたニュースを聞き、大変悲しみに包まれています。中村医師のボディーガードと運転手を含む5人が亡くなりました。
中村医師はアフガニスタンの偉大な友人であり、その生涯をアフガニスタンの国民の生活を変えるためにささげてくださいました。彼の献身と不断の努力により、灌漑システムが改善され、東アフガニスタンの伝統的農業が変わりました。
アフガニスタン国民と政府は中村医師の功績に敬意を表し、ご家族、同僚の皆様、ご友人、そして日本国民の皆様に謹んで追悼申し上げます。
- BLOGOS しらべる部
- BLOGOSが何でも調べます



