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相次ぐ韓流スターの自殺は韓国社会の現状を示しているのか

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ク・ハラ/BLOGOS編集部

韓国ではもちろん、日本でも絶大な人気を誇っていたKポップの女性アイドルグループ「KARA」のメンバーで、〝韓国の安室奈美恵〟などとまで言われたク・ハラさんが先頃(11月24日)、韓国ソウル市内の自宅で亡くなっているのが発見された。28歳だった。自殺と見られる。しかも、ハラさんが亡くなる41日前の10月14日には、親友だった女性アイドルグループf(x)の元メンバー、ソルリさん(本名=チェ・ジンリ)(享年25歳)も自殺していた。

さらに12月に入ってからも、3日には俳優のチャ・インハさん(享年27歳)が自宅で死亡しているのが発見された。警察は正確な死因を発表していないが、自殺と見られている。

それにしても、韓国では芸能人の自殺が後を絶たない。

この10年を振り返っただけでも、2008年には、巨人に在籍(02年まで)していたチョ・ソンミン投手の元妻で女優のチェ・ジンシルさん(享年39歳)が亡くなり、その2年後の10年には弟で俳優のチェ・ジニョンさん(享年39歳)も自宅の部屋で後を追うように逝った。所属事務所では「芸能界復帰を控え、プレッシャーが大きかったのかもしれない」とコメントしていた。

それだけではない、ソンミン投手自身も13年1月に交際していた女性の家で亡くなっていた。39歳だった。まさに「死の連鎖」だった。

「連鎖」と言えば、前後するが09年には3月7日に女優のチャン・ジャヨンさん(享年29歳)。さらに、その1ヶ月後の4月27日には新人女優のウ・スンヨンさん(享年26歳)。そして11月19日にはスーパー・モデルのキム・ダウルさん(享年20歳)と3人もが相次いで自ら命を絶った。いずれも「普段からうつ病で悩んでいた」と言われた。

後絶たぬ自殺 冬ソナ俳優も

パク・ヨンハ/Getty Images

他にもある。

10年6月には人気ドラマ「冬のソナタ」に出演して日本でも人気になったパク・ヨンハさんが亡くなり(享年32歳)、さらに11月にはモデルで女優としても活躍していたパク・へサンさん(享年29歳)も自宅で遺体となって発見された。死因は特定されていなかったものの自殺と見られている。

モデル、女優やタレントばかりではない。11年5月には韓国のM B Cの人気女子アナウンサーだったソン・ジソンさんも亡くなっている。享年29歳。プロ野球選手との交際をブログで赤裸々に告発したばっかりに、インターネットで誹謗中傷の集中砲火を浴びて落ち込んでいたと言われる。

その後も翌12年6月に女優のチョン・アユルさん(享年25歳)、13年に女優のキム・スジンさん(享年38歳)、14年に歌手で女優のハンナさん(享年33歳)、そして15年にはKARAの新メンバー選抜番組で「BABY KARA」として活躍し、最終メンバーにまで残ったソジンさん(享年22歳)が自ら命を絶った。

最近でも、17年12月には、男性アイドル・グループ「SHINee(シャイニー)」のメインボーカルだったジョンヒョンさんがソウル江南区清潭洞の宿泊施設で倒れたまま発見され、病院に救急搬送されたが助からなかった。享年27歳。

こうしてみると韓国の芸能界では、ハラさんとソルリさんを含めたら、上記に挙げただけでもこの10年で17人もの尊い命が失われていることになる。しかも20〜30代の女性が多いのが特徴。ただ、韓国の芸能関係者によると現実には「05年から14年間では30人以上が自ら命を絶っている」そうで、もはや「異常事態」と言うしかない。

今回のハラさんの場合、具体的な死因や経緯などは明らかにされてない。遺書めいたものがあったという情報もあるが、実際には定かではない。

ここ1〜2年は、芸能活動よりも私生活の方が話題になっていた。昨年9月には元カレとの間で暴力問題が起こり、警察から聴取を受けた。さらに、その男性からはリベンジポルノで脅迫されたことも明かし、法廷闘争にまで発展していた。

「当然、元カレは非難されたが、その一方でネット内での誹謗中傷も少なくなかったようです。ハラさんはネット上での悪意のある書き込みに心労を訴え、インスタグラムを通じて『辛くても辛くないふり、痛くても痛くないふり、幸せなふり、大丈夫なふり、もうやめにしたい』などと投稿もしていました。今年の春だったと思いますが、目の整形手術までもが話題になったりもしていました。そんな中でうつ病に悩まされ、5月には自殺未遂で世間を騒がせました」(韓国の芸能界に詳しい芸能記者)

その後は日本の大手プロダクション、プロダクション尾木と契約し、本格的に日本での芸能活動に復帰していた。「ハラさんは東日本大震災の際にも被災地に義援金を送るなど親日として知られ、日本では支持するファンも多かった」(芸能関係者)と言われており、日本での活動に対して期待度も高かっただけに、「もっと何かできることはなかったかと自責の念にかられるばかり」と同事務所ではコメントを発表するなど無念さを滲ませていた。

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