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表現の自由とヤジ 挑発行為に共感は絶対に得られない

 2019年7月、参議院選挙の最中、自民党候補の応援のために安倍総裁(総理)が来札しました。

 安倍総裁が演説しているとき、別々にですが、男性、女性がヤジを飛ばしました。

 これに対して過剰反応を示したのが道警で、直ちに取り囲むようにその場から排除しました。

 別の会場ではただプラカードをぶら下げていただけの女性までもが排除されました。

 道警の反応は過剰であり、あまりに過敏すぎます。排除を合法化するための法的根拠を未だに示せないままです。安倍氏に対する忖度政治が蔓延する中で道警の過剰反応はあまりに冷静さを失っていました。

道警の安倍総理への過剰な警備 安倍氏への忖度か

 ところで、この排除された男性がこの警察官を刑事告発したそうです。

首相演説批判で排除 札幌の男性が警官告訴 賠償求め提訴も」(北海道新聞2019年12月4日)


 私は、この男性の挑発行為には全く共感しません。というより、野党支持層の分断、減少を狙っているのかとさえ勘ぐってしまいます。

 この男性のやったことは、はっきりいえば単なる挑発行為です。反安倍で凝り固まった人たちに受けがいいのかもしれません。でも、与党か野党かの間で揺れ動いている有権者にとっては、全くもって嫌悪感しかないのではありませんか。

 野党系が、この男性を擁護するべきではありません。確かに道警の対応は問題でした。法律に基づかない排除行為については、忖度行政の象徴として糺されなければなりません。従って、道警に対する追求は必要です。

 しかし、この男性が被害者かといえば、そうは見えません。敢えて挑発しているのです。それで被害者はないでしょう。

 北海道新聞の報道の仕方も表現の自由という観点から好意的に報じていますが、違和感があります。あの動画をみた有権者からみれば、自分から挑発行為を行っているのですから、これで告発だ、損害賠償請求だなんてやったら「道警ひどくないか」という素朴な疑問すらも吹っ飛ばしてしまっています。

 この男性は、この問題で「主役」として登場してこれる立場ではないのです。

 北海道新聞もその点は踏まえて報じてもらいたいものです。

 表現の自由というのであれば、安倍氏側にも表現の自由はあります。内容で闘うのであれば表現の自由というのもそのとおりだと思いますが、選挙演説に対するヤジはやっぱり品がありません。

 野党各党が距離を置いているのはむしろ当然のことです。

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