- 2019年12月03日 17:19
【vol.2】YouTube成功のコツ「ノウハウを全て無視した」
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好きなキャンプの様子を YouTubeにアップし始めたところ大成功し、今ではチャンネル登録者数50万人のヒロシさん。vol.1では、好きなことをして生きていく方法をお伺いしました。
第一弾の動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=IWL-lAHMp6o&list=PLGIs2lskpIl3S06z4xhYMUY2ZGzdinsZj&index=1
vol.2では、 YouTube成功のコツをお伺いしました。 そこには継続するコツが盛りだくさん! You Tubeを5年ほど前から始めたものの、更新がさぼりがちになってしまったことがある私にとって、「だから上手くいかなかったのか」と思うことばかりでした。
そして、大手芸能事務所を独立し、仕事の営業をしても全くうまくかなかったと話すヒロシさんが、YouTubeを始めたことによって大成功した秘策とは? そして現在「営業するな」というスタンスで仕事をする真意とは―?
vol.2では、ヒロシさんのYouTubeへの姿勢や使い方、YouTubeで人気を博したことによって起きたテレビへの対応の変化について語っていただきました。
https://www.youtube.com/watch?v=DFa39owP4x0&list=PLGIs2lskpIl3S06z4xhYMUY2ZGzdinsZj&index=2
※YouTubeの対談の模様を動画にいたしました。
■楽しいからこそ続けられる

―YouTubeのコツを教えてください。
視聴者数を上げるノウハウは知らないよ。ただ、ほとんどの人が1、2本上げて辞めていく中で、自分はYouTubeを続けているだけ。「好きなことをやった方がいいですよ」というけど、辞めちゃう人は本当に好きなことじゃないんだろうね。
自分がYouTubeで当たったのは、たまたま。ヒットさせようと思って始めたわけじゃないから。
ただ、キャンプが好きで、たき火とかしているのを「かっこいいな」と思って携帯で写真を取ったら動画になる。そしたら次に繋げたくなって記録したくなる。それがスタートだったの。飲み会でキャンプ仲間とその動画を見るけど、キャンプに興味ない人が見たらつまんないですよ。
―ヒロシさんの動画は、めちゃくちゃ見入っちゃいますよ。
今でこそ、人が増えたから見られていることを意識して撮ってるけど、最初は自分たちの記録動画だったり、楽しむためだったから。本当に好きなだけで撮ってたから、成功とか一切考えてなかったよ。
■視聴者数が増えてから変えたこと

―今はどういうことを意識してらっしゃるんですか?
映像をきれいに見せたいと思っています。
―BS見てるのかと思うくらいきれいです。一眼レフ使ってますよね。それでヒロシさんの目線で撮っているので、自分が参加しているような感じ。料理の音とか川のせせらぎみたいなのも聞こえて、ぱっと見上げて手元から今度は森にピンとが合うようになったり。
変えたのは一眼レフを導入したことだけ。それまで安いデジカメだったのよ。
―カメラはお得意だったんですか?
何も。パソコンも分からないし、編集も分からないけど、撮ったものを繋ぎたいという欲から広がっていった。編集もアップの仕方もカメラもしょうがなくやっていったら覚えるわけ。
―映像の切り取り方とか、センスがすごくありますよね。
あれは「誰かが好きだろうな」と思って撮るんじゃなくて、俺が「うわー萌えー」って思う「この角度」「このランタンの炎」「肉を焼く『ジュー』」とかいうポイントを撮って繋げているだけ。
―ずっと回してるわけじゃないんですね。
基本的にはキャンプを楽しむのが一番だから、あれはあくまでついでにやってる。撮りに行くと、これが仕事になってしまうから。
―あれだけやっているのに、仕事という感覚はないんですか?
撮りたいと思ったのを撮るだけ。仕事だったら、ちゃんと構成も考えて「今日はこれを撮っていこう」っていうストーリーを考える。仕事として考えて「見られる動画にしよう」という計算が入ったら、たぶんキャンプ嫌いになると思うんだ。素材が撮れない時はアップしないしね。キャンプもYouTubeをアップすることも、楽しみながらやってるよ。
- たかまつなな
- お笑いジャーナリスト・株式会社 笑下村塾 取締役
1993年神奈川県横浜市生まれ。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科、東京大学大学院情報学環教育部修了。フェリス女学院出身のお嬢様芸人としてデビューし、日本テレビ「ワラチャン!」優勝。また「朝まで生テレビ」「NHKスペシャル」などに出演し、若者へ政治意識の喚起を促す。
笑下村塾ホームページ
https://www.shoukasonjuku.com/