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【中国の顔認証技術と標準化】

中国のスパイ活動やテクノロジーに対する脅威を示す報道が相次いでいます。顔認証技術を標準化し、一帯一路の国々で中国標準の技術の普及を目指しているそうです。

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WSJはSpooked by China, Australia’s Spies Pursue New Bonds(中国にびびって豪州の諜報機関、新たなつながりを求める)の中で、オーストラリア政府内政干渉してくる中国を念頭に新たな諜報活動をするタスクフォースを立ち上げると報じています。


タスクフォースは、治安情報局の幹部が指揮し、連邦警察や防衛、サイバー、金融犯罪などを手がける部署を横串で指し、連携を強化するということです。

モリソン首相は2日、「外国による干渉はここ数年進化し続ける脅威だ。発見し、追跡し、阻止するための能力を引き上げることを目指す」と述べたということです。

中国政府を名指しすることは避けましたが、オーストラリアの政府高官が先月「(中国政府がオーストラリアを)乗っ取ろうとしている(take over)」と述べており、中国政府が2日、オーストリアが「中国のスパイ活動をでっちあげている」と批判。

オーストラリアやニュージーランドでは中国政府が自国政府に干渉することに警戒感が高まっているということです。

FTはChinese tech groups shaping UN facial recognition standards(中国のテック企業、国連の顔認証技術の標準化を目指す)の中で、中国のZTE、Dahua、China Telecomといったテック企業が顔認証技術に関する新たな国際標準を提案していると報じています。

具体的には200か国が加盟する国連のITU=国際電気通信連合の中で顔認証、ビデオ監視、車両監視が対象で、ITUで認められれば、中国政府が「一帯一路」政策のもとでインフラや監視技術を提供しているアフリカ、中東、アジア地域を中心に導入されるだろうとしています。

ITUの標準は一般的に2年程度でドラフトが完成して導入され、技術が世界で、とりわけ途上国でどう使われるかに大きな影響を及ぼすとしています。

CNNは、China is rolling out facial recognition for all new mobile phone numbers(中国、新しい携帯電話の取得には顔認証を要求)の中で、中国では12月1日以降、新たな携帯電話の番号を取得する場合、顔データを提出することを法律で求められているということです。

中国政府はサイバー空間での国民の権利を守るための方策だと説明していますが、プライバシーの保護から問題もあると指摘しています。

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