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安倍首相、招待者名簿破棄は予定通り 「シンクライアント方式」明かしデータ保存に疑問の声上がる

安倍晋三首相は2日の参院本会議で、主催した「桜を見る会」への批判について回答。招待者名簿については、野党議員からの資料要求とは無関係に「予定通り廃棄した」と説明した。自民党・森屋宏氏への答弁。

共同通信社

安倍氏は、廃棄のためにシュレッダーを4月22日に予約し、空き状況や担当職員の勤務時間等との調整を行なった結果、5月9日に行ったと説明。電子データの保存については、内閣府のシステムは「サーバでデータを保存するシンクライアント方式」を採用しているため、「サーバのデータを破棄後、バックアップデータの保管期間をおいた後は、復元は不可能」であるとした。

ネット上ではこの説明に注目が集まり、「シンクライアント」という言葉が Yahooリアルタイムに浮上。シンクライアント方式は端末にデータを保存せず、処理をすべてサーバー側で行わせる仕組みのこと。Twitterなどでは、「サーバー側にデータが残っているのでは」「シンクライアントならバックアップがある」「履歴が残っているのでは」といった声が上がっている。

以下、質疑の内容。


森屋宏議員:自由民主党・森屋宏です。私は自由民主党・国民の声を代表して、ただいま議題となりました平成30年度決算について質問をいたします。

まず、桜を見る会について総理にお伺いをいたします。桜を見る会につきましては、招待者数や予算など様々なご指摘をいただいており、総理も全般的な見直しを行う旨、答弁をされております。一方、この問題につきましては、名簿の破棄や復元といった技術的な要素や、国会議員からの資料要求との前後関係などの細部をめぐる問題も取り上げられており、国民の目には正しい実態が見えにくいと感じております。そこで、野党議員から「資料要求があったから名簿を破棄した」との指摘がありますが、その経緯はどういうものだったのでしょうか。また、名簿の電子媒体の復元についてはどのようなご認識でしょうか。お伺いをいたします。

(中略)

安倍晋三首相:森屋宏議員にお答えいたします。桜を見る会の招待者名簿の廃棄等についてお尋ねがありました。桜を見る会の招待者名簿については、会の終了をもって主要目的を終えることに加え、これを全て保存すれば個人情報を含んだ膨大な量の文書を適切に管理するなどの必要が生じることから、公文書管理法等に基づき、内閣府において保存期間1年未満文書として終了後、遅滞なく廃棄する取り扱いとしております。

本年の招待者名簿についても、廃棄を行うための大型シュレッダーの予約を4月22日に行い、その際シュレッダーの空き状況や担当である障害者雇用の短時間勤務職員の勤務時間等との調整を行なった結果、使用予定日が5月9日となったことから、その予定通り廃棄したものであり、野党議員からの資料要求とは全く無関係であるとの報告を受けております。

また、桜を見る会の運営等については、これまでの運営を大いに反省し、今後または自身の責任において全般的な見直しを行ってまいりますが、内閣府はあらかじめ定められた手続きに則って招待者名簿を廃棄しているものと承知しております。内閣府が採用しているシステムは個々の端末ではなく、サーバでデータを保存するシンクライアント方式であり、端末にデータは保存されておらず、またサーバのデータを破棄後、バックアップデータの保管期間をおいた後は、復元は不可能であるとの報告を受けております。いずれにしても今般、招待者名簿に関して様々なご指摘をいただいていることを踏まえ、全般的な見直しを行っていく中で、文書の保存期間についても今後検討してまいります。

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