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大麻合法化法案、米史上初めて下院委員会で承認される

マリファナを連邦レベルで非犯罪化するMORE法案について語るカリフォルニア州代表のバーバラ・リー下院議員(Photo by Olivier Douliery/AFP/Getty Images)

アメリカ下院議会司法委員会は現地時間11月20日、大麻禁止に終止符を打つ新法案を承認した。マリファナ合法化法案が議会委員会で承認されたのは、今回が初めてとなる。

「大麻機会への再投資および規制対象除外法案」、いわゆるMORE法案は、賛成24票・反対10票で承認された。フロリダ州代表のマット・ゲイツ議員とカリフォルニア州代表のトム・マクリントック議員、2名の共和党議員が民主党に加勢し、賛成に票を投じた。

ニューヨーク州(民主党)下院議員で下院司法委員長のジェリー・ナドラー氏が提案したMORE法案は、大麻を規制物質法の規制薬物スケジュールIから除外し、連邦レベルで大麻を非犯罪化するというもの。また修復的司法にも焦点を当て、軽度の大麻違反者の犯罪歴を取り消すよう各州に働きかけると共に、大麻製品に5%の税金をかけ、その税収を麻薬戦争で甚大な被害を受けたコミュニティを対象とした再生プログラムに充てるという。

「もっと以前から、こうした措置を講じるべきでした」とナドラー議員は声明を発表した。「あまりにも長い間、大麻は個人の嗜好や公衆衛生の問題としてではなく、刑事司法の問題として扱われてきました。嗜好または医療目的での大麻使用に対する個人的見解はさておき、大麻利用者を連邦規模で起訴、収監するのは賢明とはいえず、公正ではありません」

下院司法委員会での承認は、全米での大麻合法化に向けた歴史的瞬間ではあるものの、MORE法案可決にはさらに長い道のりが待っている。さらに7つの委員会で承認されなければ、下院での採決を待たずに見送られてしまう。民主党が多数派を占める下院では可決の可能性もあるものの、上院での運命はさらに不確かだ。

「共和党の大多数が法案を支持するとは思えませんね」と、下院司法委員会のメンバーでコロラド州のケン・バック共和党下院議員のコメントをCNBCが伝えている。「ましてや上院が支持する可能性はもっと低いでしょう。ですから私としては、両党から幅広い支持が得られるような、他の法案に取り組んだほうがいいと思うのですが」

MORE法案が下院で可決された場合に備え、カリフォルニア州選出のカマラ・ハリス上院議員はすでに関連議案を上院に提出している。

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