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参議院文教科学委員会 教師は労働者なのか

委員会での様子(出所:参議院)

日々勉強!結果に責任!」「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。我が国の伝統精神である「智勇仁」の三徳に基づき、「文武経」の政策を国家国民のために全身全霊で実現します。

 11月26日(火)午前10時から昼休みの1時間を除き、4時間半余り、私が筆頭理事を務めている参議院文教科学委員会が開催されました。議題は、学校での働き方改革を進める給与等特別措置法改正案の審議です。

●教師とは何か

 審議に参加しながら、改めて教師とは何かを考えました。給与等特別措置法によって、教師は、一般公務員の給与の上に4%の教育調整額がつくられ、その一方で、超過勤務手当がつくられませんした。

その理由は、教師の職務内容が次のようなものだからです。

○教員は、極めて複雑、困難、高度な問題を取扱い、専門的な知識、技能を必要とされるなどの職務の特殊性を有している。

○学校の業務処理に当たっては、専門職たる各教員の自発性、創造性に大いに期待された。すなわち、教育に関する専門的な知識や技術を有する教員については、管理職からの命令により勤務させるのではなく、教員の自発性、創造性によって教育の現場が運営されるのが望ましいと考えられた。

 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/042/siryo/attach/1249656.htm

 教師とは、その職務に「特殊性」があり、校長や教頭からの命令によってだけすればよいというものではなく「自発性」と「創造性」があるということです。

 その考え方は、教育調整額制度が創設された昭和46年1971年という50年近い前のことであっても、今でも通用するものではないかと思います。

 問題は、その「特殊性」ゆえに、また教師の「自発性」と「創造性」に依存するがあまり、時間外勤務が、過労死ラインと呼ばれる月80時間を、小学校教師で3割、中学校教師で6割となってしまっている現実だと思います。

 私達は、子供たちのことを教師・学校に依存し過ぎていないかということに尽きるのではかいかと思います。

 野党は、給与等特別措置法こそが問題であり、抜本改正、または廃止せよと主張しています。教師は労働者であり、一般公務員と同等にせよと言っています。

 改めて、教師・学校の役割、家庭の役割、地域の役割を確認し、教師・学校への過度の期待をやめ、負担を強いることなく、教師・学校本来の仕事に専念できる環境をつくっていければと思います。

 教師の方々が本来の教育を行うためには、以下のようなことを一つ一つ考えなければなりません。

 ・子供の登下校は家庭、地域の役割ではないのか。

 ・始業前の部活動等はやめるべきではないのか。

 ・教師の登校時間をできるだけ子供に合わせるべきではないのか。

 ・小学校の授業時間を45分から40分にすべきではないか。

 ・休憩時間や清掃時間は地域に任せるべきではないのか。

 ・給食時間は、栄養教諭や地域に任せるべきではないのか。

 ・給食費等のお金は教師に任せるべきでなく教育委員会が公会計として聴取。

 ・総合学習の時間は、一部地域に任せるべきではないのか。

 ・授業の補助は、支援員や地域に任せるべきではないのか。

 ・ICTを導入して、校務支援や学習内容を合理化すべきではないのか。

 ・校務や部活動、学校行事等は、外務人材を導入して、教師の負担を軽減すべき。

 ・小学校5・6年生から教科担任制を導入すべきではないのか。

 ・学校行事でやめたり、縮小したり、家庭や地域にお任せすることがないのか。

 ・教師の研修について、合理化することはないのか。

 ・国や教委の調査等について、合理化することはないのか。

 以上のことは、既に全国各地の教育委員会や校長の指導力において、進められていることですが、さらに、家庭や地域社会、国民全体が理解し、支持し、ともに役割を分担することで、教師だけに子供たちの教育を強いるのではなく、ともに協力しながら、進められることができるのではなかいと思います。

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