特にドライメッシュ製品のプロモーションを意識しているようです。
ただPinterestを使っているだけでなく、ちゃんと工夫が見られます。超縦長の画像を投稿し、スクロールの動きを楽しむことができるようになっています。
Tシャツ写真をなぜか「Geek」カテゴリに入れるなど、遊び心も見られます。動きのあるページになっているので、ぜひ実際にアクセスしてみて下さい。
ユニクロは早期にフェイスブックアプリを使ったマーケティングに取り組むなど、他のブランドより一歩も二歩も実践が早い印象があります。Pinterestに関しても、目立った日本企業としては初めてのようです。
Pinterestにどれほどの効果があるかは不明ですが、現に僕も記事にしてしまっていますし、ある程度意味はあるのでしょう。
もっとも、具体的なマーケティング効果というよりは、トライ&エラーそれ自体に価値を見いだしている印象も抱きます。「大してコストも掛からないし、まずはやってみて、ダメだったらやめればいいじゃん」的な。100発打てば3発くらいはホームランになるでしょう。
僕自身マーケティング支援の仕事をしていて、Pinterestでも何でも「稟議とか炎上の心配とかいいから、とりあえずやってみればいいのに」とよく思います。
笑い話のようですが、サイトにツイートボタンを設置するために、他企業の事例から効果の予測や炎上リスクを資料にまとめる、なんて話も聞いたことがあります。普通に置いてから効果測れば良いんじゃないでしょうか…。
様々なツールが登場し、不確実性も高まる昨今においては「リーン・スタートアップ」のような実験精神・起業家精神が、マーケターにも求められるのではないかと思います。
リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす
posted with ヨメレバ エリック・リース 日経BP社 2012-04-12 A