記事

首都大学東京の授業で「私は “骨盤障害” にされた」

1/2

授業で被験者となっているAさん(青い服)

「これは、私が授業中に負った怪我を揉み消そうとする、組織的隠蔽であり、大学規模のリンチ同然だと思っています」

 2019年9月、首都大学東京の大学院を修了したAさん(33歳・男性)。彼はいま、重い症状に苦しんでいる。

「『仙腸関節痛』などと診断されました。椅子に座ると強い腰痛が、立って右脚に体重をかけるたびに痺れと脱力感、強い痛みが生じます。ひどいときは、歩くのも困難です」

 仙腸関節は、骨盤の骨の間にある関節。この関節の微かなズレにより、骨盤が不安定になり痛みが生じる。骨盤が不安定なため、Aさんはコルセットを装着している。移動は杖歩行だ 。

 Aさんによれば、発症のきっかけは、大学院の授業にあったという。

「私が在籍していたのは『国際徒手理学療法学コース』という、リハビリを実践的に学ぶコース。問題の授業は、『関節マニピュレーション』という実技ですが、“殺人手技” ともいうべき危険なものでした。

 わかりやすく言うと、関節の変形を正して治す手技。不安定な姿勢で頸椎を引っ張ったり、救急救命時並みの強さで衝撃を与えつづけるなど、リスクが高い。海外では死亡例もある、時代遅れの手技です」

 Aさんはそんな手技を、毎週3時間の授業で、被験者として受けつづけた。

「ほかの学生は、留学生と腰痛持ちで。授業中、私が被験者になるしかありませんでした」

 そして、6月中旬に被験者となった翌日、Aさんは起き上がることができなくなった。

「翌週の授業は、うつぶせで受けました。担当のX先生は、『靱帯の損傷だね。そこをやったから(痛めたなら)、治らないよ』と笑っていた。謝罪がないのに驚いたし、『自分は関係ない』という雰囲気でした」

Aさんの診断書

 その後、腰痛が原因で、授業も仕事も休みを余儀なくされたAさん。7月には、勤めていた職場を退社。現在は貯金を切り崩す生活で、近く外科手術治療を予定している。上の写真は、Aさんが通院する整形外科医による診断書だ。手術を受けても、後遺症が残る可能性もあるという。

あわせて読みたい

「教育」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    「韓国に学べ」となぜ報じないか

    水島宏明

  2. 2

    瞳から家バレ 襲われたアイドル

    阿曽山大噴火

  3. 3

    休業要請 ネカフェ難民どうする?

    水島宏明

  4. 4

    リーマン当時と違う業界別壊滅度

    Chikirin

  5. 5

    家賃支払いが不安な人への支援策

    中川寛子

  6. 6

    専門家組織がたばこ生産停止要請

    ロイター

  7. 7

    都からの移動者 厳しい対応必要

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  8. 8

    緊急事態の効果示したテレ朝番組

    水島宏明

  9. 9

    30万円給付に与党からも不満続出

    藤田孝典

  10. 10

    買い溜めで混乱 姿を消す食品は

    BLOGOS編集部

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。