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「まだ言葉の力を信じたい」 対談:小島慶子×大野更紗

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小島慶子さん(左)と大野更紗さん
小島慶子さん(左)と大野更紗さん 写真一覧

ラジオパーソナリティーの小島慶子さんが自宅のクローゼットの中からネットラジオとメルマガをお届けする「トークイン・クローゼット」がスタートしてから3カ月。ついに自宅を飛び出して、スタジオを借り、ゲストをお招きすることができました。

記念すべき最初のゲストは、著書「困ってるひと」がベストセラーとなった作家、大野更紗さん。24歳の時に突然、免疫疾患系の難病を発症。それでも著書の中では難病という生死に関わる事態を、ユーモアを交えて表現しています。

この記事にはお二人の対談の模様をまとめてありますが、ネットラジオでは音声でもお楽しみいただけます。同じく本日配信のメルマガには小島さんによる後日談も掲載予定。よろしければご購読を!【構成 BLOGOS編集部】



小島慶子(以下 小島):ついにトークイン・クローゼットが、クローゼットの外に飛び出してちゃんとしたスタジオにやって来ました。ご購読者の皆さまありがとうございます。

大野更紗さんです。今日はよろしくお願いします。

大野更紗(以下 大野):何も知らずにこのスタジオにお邪魔して、なんか恐縮しまくりなんですけど、申し訳ございません(笑)。

小島:嬉しいです。前にAMのラジオを毎日やっていた時に、そこにゲストでいらした方から大野さんの著書である『困ってるひと』というベストセラーをいただいて、拝読したんですよ。「あ、いつかお会いしたいな」って思っていたら、そのあとあるイベントで、たまたま喋っている側とお客さんの側としてご一緒したんですよね。

大野:そうなんですよ。ゲストで小島さんがいらっしゃるということで、「行かねば!」と。

小島:その後、Twitterで繋がってちょこっとお話をしたんですよね。いつかご一緒できるといいなと思っていて。大野更紗さん、ご存知だと思いますが、改めてご紹介させていただきますと、1984年福島県生まれですので、ちょうど私と一回り違いのねずみ年ですね。当然私が上なんですけど(笑)。

肩書きは作家。難病当事者と名乗ってらっしゃいます。上智大学大学院グローバルスタディーズ研究科地域研究専攻博士課程前期課程にいて、いまはご休学中。

大野:そうですね。前期ということは昔の修士なんですけど、入ってすぐに発病したので。

小島:ビルマ難民、日本ではミャンマーということになっていますけど、ビルマ難民に出会って、民主化活動や人権問題に関心を抱いて研究をしている最中に、2008年のことですね。なんという病気なんでしょうか。

大野:病名は2つ付いていて、1つは「筋膜炎脂肪織炎症候群」というもので、両親も名前を覚えていない(笑) もう一つは「皮膚筋炎」という病気で、前者の方は症例的にはレアなケースで、日本で他に患者さんがいらっしゃるのかどうかわからないんです。

小島:そんなに稀なんだ。

大野:そうですね。いわゆる自己免疫疾患と呼ばれるような難病です。免疫って自分を本来守ってくれるシステムですけど、そのシステム自体が、原因はわからないんですけど、突然暴走して自分自身を「敵だ」と見なして攻撃し始めるという。非常に不可思議な病ですね。



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