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消費増税法案にためらうことなく反対する

6月26日(火)衆議院で消費増税法案が採決される。やがて参議院での審議がはじまり、いずれ採決が行われることになる。ここに私の立場を表明する。消費増税法案に反対する。

理由は2つ。

第1に理論的問題がある。財政再建を行い、高齢社会の日本モデルを構築するために税制を改革することは当然の道である。しかしデフレ化に消費税増税を行っても税収は増えない。消費税が5パーセントに上がったときも、内需は落ち込み、法人税や所得税も減少したため、消費増税分が相殺されてしまった。現在のように消費が冷え込む状況で増税すれば、さらに経済は停滞するだろう。いま消費増税することは生活=人間破壊の道である。消費増税は地方税化するなど抜本改革として提起し、国民がイメージできる社会福祉の具体的見取り図をまず明らかにしなければならない。

第2に「現場感覚」である。有権者を裏切ることはできない。衆議院選挙を闘った板橋区(東京11区)を歩き、商店街で話を聞けば「上げなければ仕方ないね」の声もまれに聞こえるが、それは「財政が大変だから」という諦めのため息なのだ。しかしこのような現実主義的意見は少数で、反対意見が圧倒的だ。渋谷や板橋でミニ集会を開いたときには、消費増税に賛成する意見は1人だけだった。札幌や福岡で聞く意見も同様だ。日々の暮らしのなかからの切実な思いを政治に反映するのが国会議員の役割である。原理的にいえば政党とは国民の利益を実現するために行動する組織だ。党のために党があるのではない。私の理解と有権者(支持者)の意志が一致した以上はためらうことなく反対を表明する。そうしなければ有権者への裏切りである。

執行部は「一般の法案とは違う」から賛成せよと言う。しかし「この国のかたち」にかかわる法案だからこそ、賛成するわけにはいかない。私には一つの原則がある。党の方針が現実と齟齬(そご)をきたしていると判断したときにどうするか。生活の香り漂う現実を選択する。なぜなら灰色の理論よりも緑豊かな世界にこそ人間の真実があるからだ。

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