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女子プロ野球大量退団 選手たちを悩ませた“首領さま”と“女子高生制服撮影会” - 「週刊文春」編集部

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「本当は現役を辞めたくありません。続けたいと球団や会社に伝えましたが、『契約しない』と戦力外通告され、クビを切られました」

【写真】加藤優選手と首領さまの写真を全部見る

「週刊文春」にそう訴えた元女子プロ野球のA選手は、暗い表情で肩を落とした――。

 11月1日、日本女子プロ野球リーグは、所属選手71人の半数にあたる36人の退団を発表した。

◆◆◆

 女子プロ野球は、2010年にリーグが発足。度重なるチーム再編を経て、現在は「京都フローラ」、「愛知ディオーネ」、「埼玉アストライア」の3球団に加えて、若手育成に特化した「レイア」の計4球団がある。

「いずれの球団も、『ブルーベリーアイ』でおなじみの健康食品会社『わかさ生活』が一社で運営しています。女子プロ野球は経営難で、1球団あたり毎年約2億円の赤字。売上高144億円(17年)の企業がこれまで約100億円を負担してきたが、今年8月には球団を運営する企業や団体を募集しています。来季は2球団体制でリーグ戦を行う可能性が高い」(スポーツ紙記者)

 退団選手の中には、“美しすぎる野球選手”として絶大な人気を誇る加藤優(24)や女子W杯でMVPを獲得した里綾実(29)なども含まれていた。


埼玉アストライアの選手たち

退団に至った決定打は「お金」

 選手が退団に至った決定打は「お金」だと、スポーツライターが指摘する。

「これまでは高卒初年度でも240万円プラス出来高で80万円くらい支払っていた。大卒や一般合格者も年俸288万円プラス出来高。住宅手当もあった。実績のある選手は年収500万円以上で、トップの選手は1000万円近い年俸でした」

 選手への契約更改の説明会が行われたのは10月9日。わかさ生活の社員が、選手全員を京都のホテルに集めて、こう言い放った。

「来春から一律月給20万円プラス出場給、成績などに応じた出来高に変わります。20万円だけではないから、年収220万円くらいになる」

 元女子プロ野球のB選手が振り返る。

「これまでは、従業員として雇用され、午前中練習をして午後はわかさで働く。選手の仕事内容は、グッズ作成や遠征先の宿泊施設の手配など球団の運営に関わるものでした。ところが、今回提示された契約はシーズン期間の3月から11月まで。冬のオフシーズンは、月給が支払われない。自分たちで何とかするか、わかさの社員として契約することも提示されました。ただ、社員だと朝の8時45分から夕方5時45分まで働いて、そこから練習すると冬は特にきつい。『バイトしようか……』と私達は悩みました」

 選手たちは、契約更改について1週間猶予が与えられた。10月中旬、わかさ社員や球団のコーチ陣などスタッフと面談を行った。

「契約更改なのに、わかさ側から書面の提示はなく、口頭で契約を続けるか切るか伝えていた。今回退団した36人のうち、約半数は自分から辞めています。でも、残りは『月給20万円でも構いません』、『辞めたくない』と訴えたのですが、クビに。実績を残していた選手でも、年齢が高いと容赦なく切り捨てられた。『来季も契約する』と言われた選手も口約束。来季の所属チームもわからず、頭を抱えていました」(球団運営スタッフ)

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