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京都大学とボージョレヌーボ

会議のため大学に出掛けた。大学本部の会議メンバーに組み込まれているから。直接、会議のための報酬がないから、無休違う無給である(嘘やろ)。それはともかく、構内に近づき、今日が大学の学園祭、11月祭であることに気づいた。今の学園祭、どんなのか。

最大の話題が、「飲酒が全面的に禁止」である。たとえば次のサイトにある。

https://www.j-cast.com/2019/07/22363210.html?p=all

記事の内容の真偽はともかく、疑問がいくつかある。

大学側の問題点として、11月祭は学生が大人として出発するための第一歩であり、教育的な観点から大人としての対応を見守るのが本筋であるにもかかわらず、直接規制で縛るのはどうなのか。事務職員の仕事の観点を重視し、事なかれ主義に陥っていないのか。それで、ゴリラの世界も事なかれ主義なのかと、エライさんに質問したいものだ。

学生側も、「未成年の飲酒を厳重に注意する」、「飲酒で万が一事故が生じれば自分たちで可能なかぎり処置する」と主張すべきではなかったのか。

学生時代を思い出すと、クラブ活動の資金を集めるため、11月祭には教室を占拠し(使用許可を取ったとは思えない)、飲み屋の模擬店をやった。店の名は「ジャンダルム」だった。僕自身はそういう活動の趣味がなかったから(飲む趣味はあったが)、営業中の店にはちょこっと顔を出し、最後の打ち上げで「残り物の福」を味わうスタンスだった。

当時の大学は、そんな模擬店に何の文句を言わなかった。学生としては「文句があるのでは」と、多少の緊張感を持っていたのだが。

当時は「学生の自治の重視」なのか、「授業に殴り込まれるよりもまし」と思っていたのか。現在の大学本部の行動パターンから類推するに、学生が教室を燃やすとか、他の学生に襲いかかるとか、そんなことをするはずもないから、「好き勝手にやろせといたら」との放任だったのだろう。

11月祭用に占拠した教室は、飲み屋の閉店後に片付けた。かわいいものというか、その程度の常識はある。今年の11月祭、飲酒まで禁止するなんて、某国の域には達していないまでも、監視のやり過ぎではないのか。これでは独創性を誇る京都大学が泣く。

そう思いつつ鴨川を歩き、ついでに酒屋に寄った。と、今日がボージョレヌーボの解禁日ではないか。寅年の僕が歩けばアルコールに当たる。というわけで1本買って帰った。写真がそのボトルである。

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