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ユーロ圏、成長減速長期化 通商問題など重し=アイルランド中銀総裁


[ウォーターフォード(アイルランド) 20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁は20日、下半期の一連の経済指標を踏まえると、ユーロ圏の経済成長が緩やかな状態にとどまる状況は継続するとの見方を示した。

ユーロ圏の経済成長は過去1年間に大きく減速。上向きの兆しが見えないことから景気後退(リセッション)懸念が台頭しており、ECBはこれまでの非標準的な政策措置に加え一段の刺激策を導入せざるを得なくなる可能性があるとの見方も出ている。

マクルーフ総裁はウォーターフォード工科大学で行った講演で、貿易障壁と地政学的な不確実性が重しとなり世界経済が「同時的に減速」している中でも、ユーロ圏ではサービス部門と建設部門が引き続き景気の下支えになるとの認識を表明。ただ「ユーロ圏でも軟調な状態が根強く継続している。下半期に発表された経済指標では、ハードデータとソフトデータの双方から経済成長は緩やかな状態が継続することが示されている」と述べた。

また、通商問題と地政学問題を巡る緊張の高まりのほか、英国の欧州連合(EU)離脱が開放された経済の中でリスクをもたらすとし、英EU離脱は秩序立ったものになったとしても、アイルランドの国民と企業、および経済に劇的な変化をもたらすとの考えを示した。

ニュージーランドの財務事務次官を務めていたマクルーフ氏は、ECB専務理事兼主任エコノミストに転出したフィリップ・レーン氏の後任として9月にアイルランド中銀総裁に就任した。

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