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『ターミネーター:ニュー・フェイト』過去作を犠牲にしてでも作られるべきだった理由

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 『ターミネーター:ニュー・フェイト』。言わずと知れた超大作シリーズの続編で、今回、宣伝でも「正当な続編」と銘打たれたように、主役ではないものの、アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトンが再登場するのが目玉の一つだ。

 めちゃくちゃよかったのでレビューを書きたいのだけれど、どう考えても核心部分のネタバレは外せないので以下、ネタバレ全開で活かせてもらう。



過去作ファンへの仕打ち!?

 まず衝撃的なのは、ジョン・コナーが冒頭であっさり殺されてしまうことである。これは何より驚いた。死んだ…嘘よね〜ん、でもない。マジの死。

 なんでそんなに驚くかって、91年公開の『ターミネーター2 審判の日』では、母サラ・コナーとT-800(シュワ)があんなに苦労して形状記憶合金野郎から守ったジョンなのである。復習がてら先日見た『T2』でも、キューティクルセンター分け男子のことをしっかり助けていた。だからこそ泣けるのが溶鉱炉ダイブだったのだ。

 それがなんと、そのわずか数年後にまた送られてきたシュワに撃ち殺されていた、ということが語られたのだ…!これが「正統な続編」の仕打ちか!?

  『T2』ジェイムズ・キャメロン監督といえば、かつて自身の作品のキャラクターが同じ運命を辿ったことがある。『エイリアン2』で、リプリー(シガニー・ウィーバ-)がせっかく助けた少女ニュートが、続くデヴィッド・フィンチャーが撮った『エイリアン3』冒頭であっさり死んだことにされるのだ。あれもこう「『2』の見方が変わってしまうがな…」と衝撃を受け、唖然としたものであるが、今回のジョンの死はそれを超える。

 また、ジョンの死は、『T2』以降の『ターミネーター3』『ターミネーター4』そして、『ターミネーター:新起動/ジェネシス』が、別の時間軸のものとして完全に切り捨てられたことを意味する。『T2』の余韻、そして『T3』以降の過去作を別の時間軸へと廃棄してでもなお作るほどの続編だったのか。ぼくならば、「まさに」と肯定する。

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