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【れいわ新選組】山本太郎代表が厳寒の郡山で語った「『原発事故』『10・12水害』で国がすべき事」。過去の言動謝罪した上で「国民を『部品』としか見ていないからこんなにお粗末」

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夏の参院選で2議席を獲得し政党要件を満たした「れいわ新選組」の山本太郎代表が16日夜、福島県郡山市のJR郡山駅前で街頭演説を行った。原発再稼働の動きや、来夏の復興五輪に向けて原発事故後の賠償が打ち切られていく現状を強く批判した一方、原発事故直後の自身の言動に関しては「粗削りな物言いや態度によって多くの方々を傷付けた事を認め、深く謝罪します」と頭を下げた。その上で山本代表が厳しい寒さの中で何を聴衆に訴えたのか。囲み取材での発言も交えながら、「原発」と「水害」に絞って伝えたい。



【「年20mSvで避難解除は非人道的」】

 山本代表が原発問題に触れたのは、経団連の政治への提言のくだり。

 「経団連は原発再稼働も求め続けています。何言ってるんだよ。東電が事故を起こして、収束の仕方も分かっていないじゃないか。やっている事が滅茶苦茶ですよ。今後、南海トラフ地震が起きた場合、誰も原発の安全など誰も約束出来ません。だとすれば、一刻も早く原発をやめるのが安全保障上も正解ではないですか?何よりも、2011年の原発事故を『全てが終わった』という形にして、補償・賠償が打ち切られていくなんて、あまりにも誠意が無いと思います」

 そして、原発事故当時の自身の発言や発信について、頭を下げて謝罪した。

 「福島県内にも『山本太郎死ねばいいのに』と思っている方がいらっしゃる事は知っています。『歩く風評被害』と呼ばれた事もあります。『あいつはデマをまき散らしている』とも言われました。でも、私からしたら『デマ』では無いんです。だって、原発事故前の基準じゃないと人の命は守れないのに、事故が起こったら基準値を引き上げて、『大丈夫だ』という情報しか国からは発表されないなんて、そんなの国の責任放棄じゃないか」

 「私は当時、芸能界にいて、どのように皆の気持ちを1つにして合意形成をしていくか、国や東電をどのように逃がさないかという知恵なんて全くありませんでした。全く無かった。だから、私には『逃げてください』としか言えなかった。でも、後に『どこに逃げれば良いんだ』、『動くお金さえ無いのに』、『あなたはそう言えるかもしれないが、私たちは国の言う事を受け入れるしか無いんですよ』と言われた時に、私は言葉を失いました。私が発言する事によって多くの人々を傷付けた事を、本当に改めてお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」

 その上で、2017年5月10日に開かれた参議院・東日本大震災復興特別委員会での反対討論を読み上げながら、年20mSvを基準とした帰還政策の問題点を訴えた。

 「ただ、国は〝加害者〟としての役割を果たす必要がある。国策として〝加害企業〟東電を全力でバックアップして来た。それならば、事故が起きたら責任を果たしてもらわなければならない。例えば、空間線量が年間20mSvを下回ったら(避難指示を解除して)帰っていただいて結構です、というやり方は、私は非人道的だと思っています。空間線量と表面の汚染とをセットで見なければいけないのが放射線管理区域の基準です。どうして、原発事故後には空間線量だけで帰って良いとなるんですか?」

 「私の事故後の至らない、粗削りな物言いや態度によって多くの方々を傷付けた事を認め、深く謝罪します。その一方で、国や東電に加害者としての責任を取らせる。例えば一生涯の健康診断を約束する。受ける受けないは自由。でも、少しでも不安を抱いたら公費で健康診断が受けられる。それを形にしていきたいんです。もう遅いなんて無いですよ。オリンピックまでに全部終わった事になんかさせません」

蓮池透さんの演説。「住宅補助はどんどん打ち切る。裁判まで起こして、国家公務員宿舎に入居している避難者から家賃を取ろうとしている。福島県議会はそれに同意した。酷い話です」などと語った=JR郡山駅前

【「水害被災地に『ヒトとカネ』を」】

 終了後の囲み取材では、筆者は「10・12水害」に対する国や福島県の冷たさ、乾いた汚泥の舞い上がりによる内部被曝のリスクについて質した。

 「関東、東北という部分に関して言うならば、8年前の原発事故による放射性物質が降り注ぎました。山の除染が出来ないという中で、それらが山に溜まっています。今回の土砂災害で放射性物質が流れ出て来ているという事はあると思います。しかも、土砂が乾燥すると呼吸による内部被曝につながっていきかねなません。その点は、九州であった豪雨災害とは比較出来ないところだと思います」

 「復旧・復興の過程の中では当然、防塵対策がなされなければいけないと思いますが、恐らく被災者の皆さんは、それどころでは無いんだろうと思います。これまでの状況を見ると福島県も、そこには注意を払えない、払いたくないという部分もあるかもしれません。だとしたらそこは国が、本来であればマスクなど防護方法に関する支援もやり様があるんでしょうけれど、今の国も恐らく、そういう事はやらないでしょう。そう考えると、これまでと同じうように『自己責任』、『自分たちで気を付けてね』という形になっていくのが非常にもどかしいです」

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